代表質問2026年6月8日令和8年 6月定例会議
公共施設の料金格差や市政課題への対応を問う
関根 雅吾郎 議員(民主みらい・無所属・地域政党さがみはら)
子育て・教育行財政・市役所改革まちづくり・交通人権・市民活動
まとめ
関根議員は、教員の処分のタイミング、古い条例の見直し、自治会の加入率低下、市の将来像、そして体育館やプールなど公共施設の料金が市内外で同じでよいのかなど、幅広いテーマを質問しました。市側は「他市の状況を踏まえて設定している」「情報収集に努める」などと答え、具体的な制度変更の約束は少なめでした。
質問と答え
1. 教員の処分と部活顧問交代
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 体罰の疑いがある教員が2年間別の学校で部活顧問を続け、処分確定後に全国大会2日前に解任された事例を挙げ、相模原市でも同じことが起こりうるか、疑いの段階で対応できないか問うた。
- 市の答え
- 事実が疑われた段階で指導者の交代や代替者確保など、状況に応じた対応を行うべきと考えていると答弁した。
2. 古い条例の見直し
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- 昭和32年制定の美容師法施行条例など、今の時代に合わない古い条例を改正すべきと指摘した。
- 市の答え
- 5年ごとに見直しを行っており、本年度で各条例2回目の見直しを完了する予定と説明した。
3. 後回しにされがちな行政課題
まちづくり・交通現状の説明のみ- 議員の質問
- 自治会加入率低下、危険な道路の改善、高齢者の移動手段確保など、すぐに解決できない課題にどう取り組み、いつまでに解決するのか問うた。
- 市の答え
- 短期的な課題は機動的に対応し、中長期的な課題は庁内調整でスケジュールを立てると説明したが、具体的な期限は示さなかった。
4. 自治会の存在意義と加入率低下
人権・市民活動検討・研究する- 議員の質問
- 自治会が無くなった場合に市の税負担やサービス水準にどのくらい影響が出るか、試算を示すよう求めた。
- 市の答え
- 試算は行っていないが、自治会の役割を周知するとともに、自治会活動推進の条例制定を検討していると答弁した。
5. 相模原市が目指す将来像
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- 「潤いと活力」などの抽象的な表現ではなく、相模原らしい具体的な将来像を示すよう求めた。
- 市の答え
- 橋本・相模原駅周辺のまちづくりや中山間地域での乗合タクシー拡大などを挙げたが、総合計画の抽象的な将来像の説明にとどまった。
6. 公共施設の市内外料金差(二重価格)
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- 総合体育館や都市公園など多くの施設で市外の人も市民と同じ料金であることを指摘し、市外料金(二重価格)の導入拡大を求めた。
- 市の答え
- 近隣の多くの自治体も市外料金を設定していないことなどを理由に、市内外同一料金とする施設が多いと説明した。
7. プール・斎場・体育館の料金設定
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- 横山プールと健康文化センタープールの料金差、総合体育館の営利目的利用の加算率35倍の妥当性、市営斎場の市外料金への激変緩和措置の適用理由などを質した。
- 市の答え
- 施設ごとの維持管理コストの違いや他自治体の水準を踏まえて設定しており、適正な金額であると説明した。
8. 学校再編の校名決定と損害賠償議案
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 学区再編の協議会で校名についての議論がなかったことを指摘し、今後は校名も話し合う機会を設けるよう求めた。また竹の倒木事故や選挙時の転倒事故に関する損害賠償額の妥当性も質した。
- 市の答え
- 校名を市から議論の対象として提案する想定はないが、協議会等で意見が出れば調整すると答弁し、損害賠償額は保険会社の査定に基づき妥当と説明した。
質問の評価
3.4良い質問5点満点(5つの基準の平均)
他市比較や倍率計算など具体的な数字を多数示し根拠は豊富だが、多くは批判・指摘にとどまり代替案提示はやや限定的。受益者負担の適正化という形で財政面への意識は一貫していた一方、答弁は「情報収集に努める」など現状説明が中心で、具体的な成果に結びついた項目は少なかった。
良かった点
- 他自治体の料金水準やChatGPTによる試算など豊富な具体例を挙げて主張の根拠を示している
- 市外料金(二重価格)の導入拡大など、受益者負担の適正化を通じた財源確保の視点が全体を通して一貫している
- 教員の処分事案など、実際に起きた出来事を基にした具体的な問題提起を行っている
改善できる点
- 批判や指摘で終わる項目が多く、具体的な代替案の提示がやや少ない
- 自治会消滅の試算を求めているが、求めた上でどう財源を確保するかという視点までは踏み込んでいない
- 再質問で皮肉や感情的な表現が目立ち、答弁側との建設的なやり取りにつながりにくい場面があった
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見3.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え4.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果2.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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