一般質問2023年6月28日令和5年 6月定例会議
住宅・がん対策・公共施設の課題を問う
加藤 明徳 議員(公明党相模原市議団)
まちづくり・交通医療・福祉文化・スポーツ
まとめ
加藤議員は、分譲マンションの駐車場問題や空き家対策、がん患者への支援(ウィッグ助成・ホスピス・在宅ケア)、南市民ホールなど公共施設の見直しについて質問しました。市は駐車場の基準条例の改正検討や既存支援の継続を答えましたが、新たな助成制度の創設は「検討が必要」との答弁が中心でした。
質問と答え
1. マンション駐車場の基準見直し
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- マンションの駐車場が利用者減で余っていても台数を減らせない基準(附置義務)を見直すべきだと求めた。管理組合への支援や第三者管理方式のメリット・デメリットも確認した。
- 市の答え
- 実情に合うよう駐車場の確保台数の基準条例を改正する方向で検討する。管理組合には相談窓口やセミナーで支援していると答えた。
2. 空き家対策の強化
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 法改正を踏まえ、空き家を活用しやすくする区域の設定や、危険な空き家を自治体が早く撤去できる仕組みの活用を求めた。
- 市の答え
- 国の基準策定の動向を見ながら区域設定や緊急時の代執行制度の活用を検討する。現在対応中の空き家は約180件あると説明した。
3. がん患者支援(ウィッグ・ホスピス等)
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- ウィッグ購入費助成の対象拡大、小児・AYA世代への支援、こどもホスピスの整備、若年末期がん患者の在宅療養への助成制度創設を求めた。
- 市の答え
- ウィッグ助成は利用が増えており継続して推進する。こどもホスピスは国の実態調査の動向を注視する。在宅療養の市独自助成は国の動向を見ながら検討が必要と答えた。
4. 南市民ホールなど公共施設の見直し
文化・スポーツ検討・研究する- 議員の質問
- 南市民ホール廃止方針が先行し、跡地や代替施設(合同庁舎・多目的ホール)の方向性が示されないまま利用者の判断材料が不足している問題を指摘した。
- 市の答え
- 市長自ら市民と意見を交わす場を設け、適切な時期に方針を判断する。合同庁舎は市民意見を聞き基本構想を策定し、多目的ホールの機能的課題の改善も検討する。
質問の評価
3.0ふつう5点満点(5つの基準の平均)
罹患者数や交付件数などの具体データを示し根拠のある質問をしており、駐車場基準では条例改正という前向き答弁を引き出した点は評価できる。一方で多くの項目が検討・要望止まりで、助成拡大や新制度創設を求める際に財源の言及がなく費用対効果の視点が弱い。
良かった点
- 罹患数・助成件数・対応中の空き家件数など具体的な数字を示して質問している
- マンション駐車場の附置義務について条例改正検討という具体的な前向き答弁を引き出した
- 25年来取り組んできたマンション・空き家問題を継続的に深掘りし、制度の実態を検証している
改善できる点
- アピアランスケアの助成拡大や在宅ターミナルケアの助成制度創設を求める際、財源をどこから確保するかの言及がない
- 多くの項目が「検討する」「要望する」に留まり、具体的な制度設計や代替案の提示が少ない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見2.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
- 市民への関わり4.0 / 5
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