一般質問2023年6月28日令和5年 6月定例会議
市長2期目の市政運営と道路・子育て施策を問う
阿部 善博 議員(自由民主党相模原市議団)
行財政・市役所改革文化・スポーツまちづくり・交通子育て・教育
まとめ
本村市長2期目のスタートにあたり、公約の総合計画への反映、組織体制、審議会の運営、既存事業の棚卸し、南市民ホールの方針に加え、道路の長期未着手問題や渋滞対策、建設債の活用、子育て支援の実態と子供の遊び場づくりについて質問しました。市は多くの項目で今後検討する、または既存の取組を続けると答えました。
質問と答え
1. 市長2期目の政策方針
行財政・市役所改革前向きな答弁- 議員の質問
- 市長選で掲げた公約をどう総合計画に反映し、この4年間で何を目指すのかを問いました。
- 市の答え
- 子育て・教育・まちづくりに重点を置き、誰一人取り残さない社会を目指し、行財政構造改革を進めながら新しい時代を切り開くと答えました。
2. 総合計画と組織体制
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- 総合計画の期間を市長任期4年に合わせるべきでは、また組織体制や人材配置、担当部長の名称が分かりにくいのではと問いました。
- 市の答え
- 次期総合計画の期間は審議会の意見も聞きながら検討する、組織は簡素で効率的な体制を構築し適材適所の配置を行うと答えましたが、具体的な基準は示されませんでした。
3. 審議会・諮問の進め方
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- 審議会の権限や最終的な意思決定が誰にあるのか、委員や市民にあらかじめ丁寧に説明する必要があるのではと問いました。
- 市の答え
- 委嘱時に目的や審議事項を説明しているが、特別な基準は設けておらず、今後も分かりやすく周知していくと答えました。
4. 既存事業の棚卸し
行財政・市役所改革前向きな答弁- 議員の質問
- 全ての事業を同じ指標で一覧化し比較できるよう、業務の棚卸しを行うべきではと問いました。
- 市の答え
- 事務分担表を基に、全ての事務事業を一元的に把握・管理できるよう引き続き取り組むと答えました。
5. 南市民ホールの今後
文化・スポーツ検討・研究する- 議員の質問
- 廃止ありきではないかという市民の懸念に対し、十分な説明と納得できる判断を求めました。
- 市の答え
- 来月、市民と直接意見を交わす場を設け、その上で適切な時期に自ら方針を判断すると答えました。
6. 都市計画道路と渋滞対策
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- 最長73年未着手の都市計画道路の現状や、東林間線・市道中和田周辺の危険な状況、渋滞のまちと言われる現状への対策を問いました。
- 市の答え
- 20年以上未着手の路線は13あり、1路線は代替路線へ見直す、市道中和田は令和8年度に再評価する、渋滞箇所は国や関係機関と連携して対策を進めると答えました。
7. 生活道路補修と建設債活用
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- 繰り返し補修される生活道路の計画的な補修と、建設債が政令市で最下位クラスという財政状況への見解、市内業者の受注機会拡大を問いました。
- 市の答え
- 緊急自然災害防止対策事業債を活用し計画的な舗装打ち換えを実施しており、建設債等を活用して投資的経費を確保していくと答えました。
8. 子育て支援策の実態
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 「子育てするなら相模原」の根拠は何か、他市と比べて本当に優れているのかを問いました。
- 市の答え
- 国の評価ツールで子育て支援サービスは強みと分析しているとしつつ、民間の転入超過ランキングで本市が上位に入っていない点を指摘されると、他市の取組を参考にPRや差別化を図っていくと答えました。
9. 子供の遊び場づくり
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 子供の遊び場が少ない現状について、他市比較や都市部の偏りを踏まえた認識と対策を問いました。
- 市の答え
- 他市との比較は行っていないが、子供たちの意見を聞きながら身近な遊び場の充実について検討していくと答えました。
質問の評価
3.4良い質問5点満点(5つの基準の平均)
未着手道路の年数や政令市比較データなど具体的根拠を多く示し、建設債活用など財政面の視点も含めて質問した点は評価できる。一方で審議会運営や遊び場づくりなど複数項目で「検討する」止まりの答弁に終わり、具体的な約束を十分に引き出せていない項目も多かった。
良かった点
- 未着手の都市計画道路の年数や政令市比較の公債費・建設事業費データなど具体的な根拠を示して質問している
- 既存事業の棚卸しや建設債の積極活用など、財源や行財政運営の視点を含めた提案を行っている
- 子育て施策について印象だけでなく客観的な比較データを確認する姿勢を示した
改善できる点
- 多くの項目(審議会運営、南市民ホール、子供の遊び場など)で市側の答弁が検討段階にとどまり、前向きな約束を引き出せていない
- 子育て支援の拡充(医療費助成の対象拡大など)に関連する議論で、財源確保の具体策についての議員側の提案が示されていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見3.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え3.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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