代表質問2023年6月6日令和5年 6月定例会議
子育て・安全・医療など幅広い代表質問
西家 克己 議員(公明党相模原市議団)
人権・市民活動子育て・教育まちづくり・交通医療・福祉防災・安全
まとめ
公明党相模原市議団の代表質問で、子育て支援、学校給食費無償化、自転車ヘルメット対策、帯状疱疹ワクチン助成、中山間地域の医療、防災、教育など幅広いテーマを質問。市は子育て支援や防災の一部で具体的な前進を示したが、給食費無償化やワクチン助成、ヘルメット購入補助は財政上の課題などから慎重な姿勢を示した。
質問と答え
1. 広島サミットと平和への役割
人権・市民活動現状の説明のみ- 議員の質問
- 核兵器廃絶平和都市宣言をしている相模原市として、G7広島サミットの意義と今後の市の役割をどう考えるか問うた。
- 市の答え
- 被爆の実相を共有できた意義あるものだったとし、平和のつどいなどの啓発活動を通じて世界平和に貢献していくと答えた。
2. 学校給食費の無償化
子育て・教育否定的な答弁- 議員の質問
- 子育て支援のため学校給食費を無償化すべきと主張し、全員無償化が難しければ第2子以降など段階的な無償化を検討できないか問うた。
- 市の答え
- 財政への影響が大きいため、まずは中学校完全給食(全員喫食)の早期実現に取り組み、無償化は国の動向を注視するとした。
3. 子育て支援(ヤングケアラー・伴走型相談)
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- ヤングケアラーへの支援実績や、妊娠期から子育て期まで寄り添う伴走型相談支援の利用状況、相談内容を問うた。
- 市の答え
- 7人の児童生徒に福祉サービス等をコーディネートし支援した。相談は経済的不安や発育相談が多く、保健師が寄り添い支援していると答えた。
4. 区画整理事業の調停・解決金4億円
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- 麻溝台・新磯野第一整備地区の工事をめぐる調停で解決金4億円を支払うことについて、金額の妥当性や市の責務、今後の事業への影響を問うた。
- 市の答え
- 市の積算基準に基づき金額は妥当と判断し、発注者として清算の必要があるとした上で、調停成立は事業の円滑な推進に寄与するとした。
5. 帯状疱疹ワクチンの助成
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 市民からの要望が多い帯状疱疹ワクチン接種の費用助成を実施すべきだと求めた。
- 市の答え
- 接種は有効だが財源確保に課題があるとして助成は見送り、国の定期接種化の動向を注視するとした。情報発信は今後進めるとした。
6. 自転車用ヘルメットの購入補助
防災・安全否定的な答弁- 議員の質問
- 改正法でヘルメット着用が努力義務化されたことを受け、着用率向上のため購入費補助制度を創設すべきと求め、対象年齢を絞る工夫も提案した。
- 市の答え
- 現時点で補助制度の創設は考えていないとし、周知啓発に注力するとした。着用状況の調査は今後実施する方向とした。
7. 高齢者の移動手段(グリーンスローモビリティ)
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- 若葉台地区・新磯地区での低速電動車による移動サービスの実証運行の進捗と、本格運行開始の時期・課題を問うた。
- 市の答え
- 今年度は2地区で実証運行を行い、令和7年度からの本格運行を目指すと説明。ボランティアドライバー確保が課題だとした。
8. 中山間地域の医療(モバイルクリニック)
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 中山間地域での車両を使った訪問型オンライン診療の体験会の結果と、住民の反応を問うた。
- 市の答え
- 3か所で55人が参加し、必要性が伝わったと評価。駐車場所や薬の受け渡しなど今後検討すべき意見もあったと答えた。
9. 不登校対策(特例校設置)
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 不登校児童生徒の増加を踏まえ、政令市として不登校特例校の設置を検討すべきだと求めた。
- 市の答え
- 通学や転籍の課題があるとして、多様な学びの場の在り方について引き続き検討していくと答えた。
10. 特別支援教育(非常勤介助員)
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 特別支援学級の児童生徒が増える中、非常勤介助員の配置基準の見直しや欠員状況を問うた。
- 市の答え
- 現在3校3名の欠員があるとし、児童生徒の増加に応じた適切な運用に取り組むとした。
11. 熱中症対策
防災・安全現状の説明のみ- 議員の質問
- 気候変動適応法改正によるクーリングシェルター指定など、高齢者や低所得世帯を含めた熱中症対策の強化を求めた。
- 市の答え
- 注意喚起や給付金支給などの対策を説明し、国の制度詳細が判明次第適切に対応するとした。
12. タブレット端末(GIGAスクール)の活用
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 学校のタブレット毎日使用率が前年より低下していることを指摘し、Wi-Fi環境の不安定さなど原因と今後の対策を問うた。
- 市の答え
- 一部学校にサーバを設置し検証中で、結果を踏まえて他校展開や回線増強を検討し、国へ経費を要望するとした。
質問の評価
3.4良い質問5点満点(5つの基準の平均)
ヤングケアラー調査や自転車事故統計など具体的データに基づき、無償化の段階実施やヘルメット補助の対象年齢を絞る案など建設的な提案も見られた。一方、給食費無償化やワクチン助成、ヘルメット補助では財源の明示がなく、答弁も「検討」「国の動向注視」にとどまる項目が多かった。
良かった点
- ヤングケアラー調査結果や自転車事故統計、他都市の事例など具体的な数字・根拠を示して質問している
- 給食費無償化の段階的実施やヘルメット補助の対象年齢を絞る案など、単なる要望に終わらない代替提案をしている
- 子育て、医療、防災、教育など市民生活に直結する幅広いテーマを取り上げている
改善できる点
- 学校給食費の無償化や帯状疱疹ワクチン助成、自転車ヘルメット購入補助について、どの事業を見直すかなど財源を示さずに支出を伴う要望をしている
- 自転車ヘルメット補助や不登校特例校設置など、市側の答弁が「検討」「研究」「国の動向を注視」にとどまり、具体的な前進を引き出せていない項目が多い
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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