一般質問2023年9月27日令和5年 9月定例会議
歯科健診・観光振興・市役所施設の将来を問う
中村 昌治 議員(自由民主党相模原市議団)
医療・福祉経済・産業行財政・市役所改革
まとめ
中村議員は、若い世代や妊婦の歯科健診の少なさ、宮ヶ瀬湖での釣りやキャンプ場の観光活用、老朽化が進む市役所本庁舎の将来について質問しました。市は、歯科健診の対象拡大や妊婦健診の個別化、観光PRの強化を検討すると答え、市役所本庁舎は目標の80年使用に向けて改修や再編を検討していく方針を示しました。
質問と答え
1. 若年層への歯科健診拡大
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 40歳未満の若者は定期的な歯科健診を受けられていない。健診を広げてかかりつけ歯科医を持ってもらい、将来の医療費を抑えるべきではないか。
- 市の答え
- 他市の事例や国の動向を見ながら、健診の対象を広げるかどうか検討していく。
2. オーラルフレイル対策
医療・福祉前向きな答弁- 議員の質問
- むせる・食べこぼしなど誰にでも起こる口の衰え(オーラルフレイル)を、専門用語でなく具体的な症状で説明し、若い世代にも対策を広げるべきではないか。
- 市の答え
- パンフレットなどで具体的な症状を分かりやすく示し、若い世代にも事業所などを通じて周知していく。
3. 妊婦歯科健診の個別化
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 本市の妊婦歯科健診の受診率は3%で、個別健診を行う横浜市(43%)など他都市より大幅に低い。受診しやすい個別健診に変えるべきではないか。
- 市の答え
- 個別健診は選択肢が広がる利点があると認識しており、受診率が上がる実施方法を検討していく。
4. 歯科衛生士の確保と薬不足
医療・福祉現状の説明のみ- 議員の質問
- 歯科健診の充実には歯科衛生士の確保が必要だが不足している。また薬不足の現状をどう把握し対応しているか。
- 市の答え
- 国や県の支援策の動向を注視する。薬不足は国からの情報を医療機関に提供している。
5. 宮ヶ瀬湖の湖面フィッシング実現
経済・産業前向きな答弁- 議員の質問
- 市場調査で釣り解禁への期待が高いことが分かった。県知事に町長・村長とともに正式に要望し、実現に向けて動くべきではないか。
- 市の答え
- 県の役割は重要と認識し、知事に実現への思いを伝え前向きな反応を得た。今後も県などと連携し実現に向け取り組む。
6. 鮎釣り・キャンプ場のPR強化
経済・産業前向きな答弁- 議員の質問
- 相模川の新しい釣り方(アユイング)や、周辺で釣り・サイクリングができるキャンプ場をもっとPRすべきではないか。キャッチコピーやピクトグラム表示なども活用できないか。
- 市の答え
- アユイングやキャンプ場の魅力を効果的に発信していく。キャッチコピーや設備情報の分かりやすい表示も検討する。
7. キャンプ場の衛生環境整備
経済・産業検討・研究する- 議員の質問
- 市営キャンプ場のトイレに温水洗浄便座を設置するなど衛生環境を整え、利用者を増やすべきではないか。
- 市の答え
- 利用者の満足度向上のため、温水洗浄便座の設置を検討する。
8. 市役所本庁舎・周辺施設の将来
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- 築55年の市役所本庁舎は旧耐震基準で建てられ老朽化が進んでいる。今後の改修や、相模総合補給廠返還地への移転を含めた再編をどう考えているか。
- 市の答え
- 耐震補強などで建物の健全性は確認できており、80年使用を目指す。再編や移転を含めた在り方は検討中で、令和6年度の土地利用計画策定に向けて判断していく。
質問の評価
3.8良い質問5点満点(5つの基準の平均)
受診率の数字や他都市比較、市役所建設当時の財政史など根拠を示しつつ、キャッチコピーやピクトグラム表示など具体的な改善案も多く提示した。一方で健診拡大や予算上乗せの要望では財源の具体案に乏しく、答弁も多くが「検討」止まりだった。
良かった点
- 受診率3%対他都市39〜43%など具体的な数字を根拠に妊婦歯科健診の課題を指摘した
- キャッチコピーやピクトグラム表示、温水洗浄便座設置など観光振興で具体的な改善提案を複数示した
- 市役所建設時の財政状況の歴史を踏まえ、将来の施設再編とその財源を計画的に準備するよう提言した
改善できる点
- 妊婦歯科健診の個別化で「予算をしっかりと上乗せして確保」と要望したが、どの財源から充てるかは示されていない
- 若年層への歯科健診対象拡大についても、拡大に必要な費用や財源の見通しには触れていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え3.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果4.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
- 市民への関わり
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