一般質問2023年9月27日令和5年 9月定例会議
避難所運営・農業振興・財政改革を問う一般質問
大槻 和弘 議員(自由民主党相模原市議団)
防災・安全農林・中山間地域医療・福祉行財政・市役所改革
まとめ
大槻議員は、災害時の避難所運営の改善(物資周知・連携・備蓄品運搬・鍵管理)、農業の担い手確保策、公園の禁煙化、市の投資的経費の確保、行財政改革プランについて質問した。市は多くの項目で検討を約束し、投資的経費は段階的に他都市平均まで増やす方針を示した。
質問と答え
1. 避難所運営の改善
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 在宅避難者への物資供給の周知、避難所間の連携強化、備蓄品運搬の負担軽減、鍵管理のためのキーボックス導入について、市の取組を問うた。
- 市の答え
- 市は周知の継続、合同訓練による連携支援、備蓄倉庫の搬出経路の調査による改善、キーボックスは他市事例を参考に検討すると答えた。
2. 農業の担い手確保と農地保全
農林・中山間地域前向きな答弁- 議員の質問
- 農業従事者・農地の減少が進む中、新規就農者支援、農業所得向上策、都市農業の課題、特定生産緑地の指定状況と市の姿勢を問うた。
- 市の答え
- 市長は農業を次世代に引き継ぐ責務があるとし、出荷調製場の確保を検討、経営開始資金の交付期間を5年に戻すよう国へ要望済みと答えた。
3. 公園等の原則禁煙化
医療・福祉前向きな答弁- 議員の質問
- 市内公園等841施設を原則禁煙化した理由、条例による規制の必要性、加熱式・電子たばこの扱いについて問うた。
- 市の答え
- 市長は条例化は定着状況を見て検討するとし、加熱式・電子たばこも禁煙化の対象に含めると答えた。
4. 投資的経費の確保
行財政・市役所改革前向きな答弁- 議員の質問
- 他都市より低い投資的経費の割合について、5年間で毎年1%増やし指定都市平均の10%程度を目指す案を示し、市の方針を問うた。
- 市の答え
- 市長は行財政構造改革プラン第2期で、投資的経費を指定都市平均水準まで段階的に確保することを目指すと答えた。
5. 行財政構造改革プラン第2期
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- 第1期の成果と課題、第2期の策定方針、市長の決意と目指す将来像を問うた。
- 市の答え
- 市長は歳出削減策と歳入確保策を盛り込んだ改革案を年内に示すとし、子供たちが希望を持てるまちを目指すと述べた。
質問の評価
3.4良い質問5点満点(5つの基準の平均)
農業従事者数の推移や投資的経費の割合など具体的データを引き出し、数値目標を提案する建設的な質問だった。一方、投資的経費の増額や新規就農支援の延長要望では、財源の確保策には触れておらず、費用対効果の視点はやや弱い。答弁は「検討する」止まりが多いが、一部で具体的な前進も見られた。
良かった点
- 投資的経費を毎年1%ずつ増やし5年で指定都市平均を目指すという具体的な数値目標を提案し、市長から段階的に確保を目指すとの答弁を引き出した
- 農業従事者数・農地面積の10年間の推移など具体的データを示させ、現状を可視化した
- 防災・農業・公園・財政改革と、市民生活や市の将来に関わる幅広いテーマを取り上げた
改善できる点
- 投資的経費を5年で指定都市平均まで増やす提案で、どの事業を見直すか、財源をどこから確保するかを示していない
- 新規就農者への経営開始資金の交付期間を5年に延長するよう求めたが、その財源確保策には触れていない
- 避難所キーボックスやモデル地区選定など多くの項目が『検討する』止まりで、具体的な実施時期は示されなかった
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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