一般質問2023年9月26日令和5年 9月定例会議
発達障害支援と相模大野のまちづくりを問う
石川 達 議員(民主みらい・無所属・地域政党さがみはら)
子育て・教育防災・安全まちづくり・交通経済・産業
まとめ
発達障害の可能性がある「グレーゾーン」の子供への早期支援体制、米軍基地関連の交通安全対策、相模大野駅周辺のまちづくりについて質問。市は啓発活動や医師育成、歩道橋撤去後の安全対策、マンション計画への公共歩廊確保などを説明したが、米軍基地返還や渋滞対策は見込みが示されないままだった。
質問と答え
1. 発達障害グレーゾーン児童生徒への支援
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 発達障害の可能性がある子供や保護者への理解を深め、早期に医療機関へつなぐ体制や、保護者・市民全体の理解促進、部署間の連携強化が必要だと訴えた。
- 市の答え
- 乳幼児健診や子育て講座で啓発を進め、北里大学と連携して児童精神科医を育成するほか、就学移行支援や青少年相談センターでの相談対応を行っていると説明した。
2. Yナンバー車両の交通安全対策
防災・安全現状の説明のみ- 議員の質問
- 米軍相模原住宅からキャンプ座間へ向かう車両が住宅街の通学路を多数通過しており危険だとして、米軍への対策要請を求めた。
- 市の答え
- 米軍は着任時研修や定期的な啓発を行っているとし、市としても時間に余裕を持った運転や狭い道を避けるよう米軍に働きかけると答えた。
3. ウォーターフィルタープラント返還と交差点対策
まちづくり・交通現状の説明のみ- 議員の質問
- 相模台小入口交差点の歩道が狭く危険なため、米軍施設の返還4事案の一つであるウォーターフィルタープラント区域の返還状況を尋ねた。
- 市の答え
- これまでも国・米軍に返還を要請してきたが、現時点で返還の見込みは示されていないと説明した。
4. サウザンロード渋滞・歩道橋撤去後の安全対策
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 病院入口ゲートが原因とみられる渋滞の解消策、および谷口・鶴ヶ丘歩道橋撤去後の安全確保について対応を求めた。
- 市の答え
- 渋滞は交通管理者と状況を確認するとし、谷口歩道橋跡には横断歩道と信号を新設した。鶴ヶ丘歩道橋は地域の意見を聞いて検討すると答えた。
5. 相模大野駅周辺まちづくりとプラウドタワー対応
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- 多額の税金を投じた都市基盤整備にもかかわらず店舗撤退が続いた現状の評価と、新規マンション計画への市の対応を尋ねた。
- 市の答え
- 整備は街のにぎわいに寄与したと評価し、事業者には公共歩廊や広場、地域貢献施設の設置を求め計画に反映されたと説明した。
6. 周辺公共施設の活用と立体駐車場の月極利用
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 相模大野中央公園や市営立体駐車場など周辺施設の活用状況、駐車場を月極利用できるようにする検討の背景とスケジュールを尋ねた。
- 市の答え
- 公園は水景施設やトイレ改修、カフェ設置を検討し、駐車場は利用者減少を受け都市計画変更と月極導入を検討していると説明した。
7. 相模大野の地域振興・商業振興
経済・産業現状の説明のみ- 議員の質問
- 大規模商業施設だけでなく、地域住民や商業者の持つ力を生かした振興策も両輪で進めるべきだと市の見解を尋ねた。
- 市の答え
- 商店会や自治会、商業施設、大学など多様な団体が取組を進めており、団体間の連携促進が重要と説明した。
質問の評価
3.2良い質問5点満点(5つの基準の平均)
地図や調査データ(8.8%)、就学移行支援の年度別件数、マンションの戸数・駐車台数など具体的根拠を多く示した。渋滞対策やゲート開放時間など一部で代替案も提示したが、多くは「見解を伺う」「要望する」に留まり、財源や既存事業の見直しにはほとんど触れていない。答弁も「検討する」「粘り強く取り組む」が中心だった。
良かった点
- 調査データ(8.8%)や自作の地図、就学移行支援の年度別件数など具体的根拠を示しながら質問している
- サウザンロードのゲート移設・時間限定開放や、歩道橋の長寿命化計画見直しなど具体的な代替案を一部示している
- 子育て・教育から交通安全、まちづくりまで市民生活に密接なテーマを幅広く取り上げている
改善できる点
- 発達障害支援の医療体制充実やNPO支援を求める一方、財源や既存事業の見直しについては触れていない
- 米軍基地返還や渋滞対策など多くの項目で「見解を伺う」「要望する」形にとどまり、具体的な代替策や実施手順の提案が少ない
- 駐車場月極利用や施設整備を求める際、費用対効果や財源確保の方法について言及がない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見3.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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