一般質問2023年9月26日令和5年 9月定例会議
福祉・森・学校現場の課題を具体例で問う
寺田 弘子 議員(自由民主党相模原市議団)
医療・福祉環境子育て・教育
まとめ
寺田議員は、誰もが支え合える地域社会づくり、木もれびの森の保全、再婚家庭(ステップファミリー)への支援、障害がある児童の学校生活の困難について質問しました。市は、相談体制の整備や森の調査、相談窓口の周知を進めると答えましたが、多くは「検討する」という段階にとどまりました。
質問と答え
1. 地域共生社会と相談支援体制
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 高齢者だけでなく障害者や子どもも含めて、誰もが相談できる地域の支え合いの仕組みをどう作るか。地域包括支援センターの職員が忙しすぎる現状をどう改善するか。
- 市の答え
- 自助・互助・共助・公助が機能する社会を目指し、相談支援包括化推進員を配置した。センターの業務負担は、来年度の制度改正でケアプラン作成を事業所にも任せられるようにし、研修なども進める。
2. 木もれびの森の保全と活用
環境検討・研究する- 議員の質問
- ナラ枯れで木が枯れて危険な森をどう管理し直すか。駐車場やビジターセンターなど訪れやすい施設を作れないか。
- 市の答え
- 害虫を捕まるトラップで被害を減らせた。来年5月に植樹イベント「緑の祭典」を開催する。駐車場やビジターセンターは法律の制限があるが、他市の例も見て検討する。
3. 再婚家庭(ステップファミリー)への支援
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 再婚で新しい家族になった親子が抱える特有の悩みについて、社会の理解を広め、専門の相談窓口を作るべきではないか。
- 市の答え
- 子育て支援センターなどで相談を受けており、ステップファミリーも含め相談しやすいよう周知に取り組む。
4. 障害のある児童の学校トイレと階段昇降機
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 下肢が不自由な児童など、障害や病気のある子がいる学校のバリアフリートイレを増やすべきではないか。また、体格や障害の状態に合わない大きくて重い階段昇降機を、一人一人に合ったものに変えられないか。
- 市の答え
- 多目的トイレは87校に設置済みで今後も必要に応じて整備する。階段昇降機は使いにくいという声も聞いており、希望する機能を聞きながら引き続き検討する。
質問の評価
3.4良い質問5点満点(5つの基準の平均)
相談件数やケアプラン件数、昇降機の重さ・サイズなど具体的数字を多く示し根拠は豊富。一方で財源や予算の見直しにはほとんど触れず、トイレ整備促進やセンター支援強化などを費用面の検討なしに要望している点が目立つ。答弁も多くが「検討する」「取り組む」止まりで、制度改正以外の明確な前進は少ない。
良かった点
- 相談件数・訪問件数・ケアプラン件数・昇降機の重さやサイズなど、具体的な数字を多数示して現場の実態を裏付けている
- 地域包括支援センターへの直接訪問や保護者からの手紙など、現場の生の声を基に質問を構成している
- 階段昇降機のリース・レンタル化や、森の植樹後の活用方法など、代替案を含む具体的な提案をしている項目がある
改善できる点
- 地域包括支援センターへのパソコン配置や駐車スペース確保、バリアフリートイレ整備促進などを要望する際、財源や予算の優先順位について触れていない
- 木もれびの森のビジターセンター設置や駐車場整備の提案で、建設・維持コストや財源についての検討がない
- 多くの項目が「検討する」「取り組む」という答弁で終わっており、具体的な期限や数値目標を引き出せていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見3.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
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