一般質問2023年9月26日令和5年 9月定例会議
児童クラブ・障害者就労・通学路安全を問う
岡本 浩三 議員(公明党相模原市議団)
子育て・教育医療・福祉防災・安全
まとめ
岡本議員は、児童クラブの待機児童や民間施設との費用差、障害者の就労支援や工賃の状況、通学路の安全対策について質問しました。市は、定員拡大や民間活用の検討、就労支援の目標設定、通学路プログラムの改善やモバイルハンプの検討などを答えましたが、多くは「検討する」という段階にとどまりました。
質問と答え
1. 児童クラブの待機児童と費用差
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 市立児童クラブの待機児童数や定員、民間児童クラブとの育成料の差を示し、民間を利用する低所得世帯への育成料助成の創設や、市立運営への民間ノウハウ活用を求めた。
- 市の答え
- 待機児童は年々増えており、学校の余裕教室活用や民間利用促進で対応するとした。民間への育成料助成は必要性を含めて検討する、運営方法は民間事業者からの意見を聞くサウンディング調査を実施中と答えた。
2. 障害者の就労支援と工賃向上
医療・福祉前向きな答弁- 議員の質問
- 企業への障害理解促進や就労援助センターの支援実績、工賃の水準、優先調達の実績低下の要因を質問し、福祉的役務の発注先として公共施設整備時にバックヤードを確保するなど仕事を生み出す工夫を提案した。
- 市の答え
- 就労援助センターの登録者・在職者数は増加傾向で、年間60人の一般就労目標を設定。工賃は県平均よりB型でやや高いがA型は低め。優先調達は発注減が影響し、今年度は過去最高額を上回る目標を設定すると答えた。
3. 通学路の安全対策の強化
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 通学路の事故件数や危険箇所の改善要望の受け方、グリーンベルト・外側線の維持管理、ゾーン30プラスやハンプなどの速度抑制策、オンライン地図を使った交通安全教育の導入を求めた。
- 市の答え
- 昨年度の登下校時事故は10件。外側線の要望は63件中26件が年度内未完了。通学路交通安全プログラムに効果検証や研修を新たに位置づける予定。モバイルハンプやオンライン地図活用は今後検討すると答えた。
質問の評価
3.6良い質問5点満点(5つの基準の平均)
定員・待機児童数・育成料・工賃・優先調達額など具体的な数字を多く引き出し、図書館の装備作業を福祉的役務にするなど建設的な提案も見られた。一方で民間児童クラブへの育成料助成や交通安全プログラムへの予算確保を財源の説明なしに求めており、費用対効果の視点は弱い。答弁も多くが「検討」止まりで、具体的な実施時期の確約までは至っていない。
良かった点
- 児童クラブの定員・待機児童数、民間との育成料の差、障害者就労の工賃や優先調達額の推移など具体的な数字を引き出している
- 障害者の就労支援では、公共施設整備の際に図書館の本の装備作業を福祉的役務として発注するバックヤード確保を要望するなど、具体的で実現性のある提案をしている
- 通学路安全では外側線の引き直し状況、モバイルハンプの活用、オンライン地図を使った交通安全教育など複数の具体策を示している
改善できる点
- 民間児童クラブの育成料減免に市が助成する仕組みを求めているが、財源をどこから出すかの説明がない
- 通学路交通安全プログラムに予算を取るよう要望しているが、どの事業を見直すか等の財源の考え方が示されていない
- 多くの答弁が「検討する」「必要性を含め検討する」止まりであり、実施時期や規模など具体的な約束までは引き出せていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
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