一般質問2023年9月25日令和5年 9月定例会議
分館・処分場・物流都市と財政投資を問う
務川 慧 議員(自由民主党相模原市議団)
子育て・教育環境経済・産業まちづくり・交通行財政・市役所改革
まとめ
図書館相武台分館の廃止方針の理由や図書機能の確保策、ごみ最終処分場の延命化・資源化・跡地利用、物流拠点としての本市の可能性やフィジカルインターネット構想への参加、渋滞交差点の改良、建設債の活用と建設業の人材確保について質問した。市はおおむね「検討する」「可能性を見極める」と答えた。
質問と答え
1. 相武台分館の在り方と図書機能確保
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- なぜ相武台分館が廃止方針となったのか経緯を明確にし、図書機能確保にどのような意気込みで取り組むか、またアクセス性への配慮を問う
- 市の答え
- 施設の老朽化や図書館ネットワークの充実を背景に廃止方針とし、学校や公民館での図書機能確保を地域と対話しながら検討する
2. 最終処分場の延命化と資源化
環境前向きな答弁- 議員の質問
- 最終処分場をできるだけ長く使うための延命化策と、希少金属の新たな資源化による財源確保の可能性を問う
- 市の答え
- ごみの減量・資源化を進めて延命化を図るとともに、パラジウム等の希少金属を回収できる可能性が判明し、採算性を見ながら資源循環と財源確保を進める
3. 最終処分場の跡地利用
環境前向きな答弁- 議員の質問
- 埋立て終了後の跡地をどのように利用する考えか、法的制約や他都市の優良事例を問う
- 市の答え
- 都市計画上公園として位置づけられており、隣接する相模原麻溝公園との連続性・一体性を考慮し、地域対話やアンケートを通じて検討する
4. 先端物流都市・フィジカルインターネット
経済・産業検討・研究する- 議員の質問
- 物流投資の動向や本市の優位性、国のフィジカルインターネット構想の拠点誘致、麻溝台・新磯野地区の拠点整備のコンセプトを問う
- 市の答え
- 圏央道アクセスやロボット関連企業集積などの優位性を生かし成長産業として誘致を検討、北海道実証の動向を踏まえ実証拠点の可能性を見極め、デジタル化を踏まえた産業転換に取り組む
5. 相模原公園入口交差点の渋滞対策
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 麻溝台・新磯野地区のまち開きを見据え、主要渋滞箇所である交差点改良の見通しを問う
- 市の答え
- 県道整備の進捗を踏まえ交通管理者と協議し、暫定的な整備も含めて検討する
6. 建設債の活用と担い手確保
行財政・市役所改革前向きな答弁- 議員の質問
- 財政措置の有利な建設債を具体的にどう活用するか、また建設業の担い手育成・経営基盤強化策を問う
- 市の答え
- 防災・長寿命化等の事業には有利な建設債を活用し、必要に応じて積極的に活用する、また市内企業への優先発注や働き方改革支援で人材確保を進める
質問の評価
3.8良い質問5点満点(5つの基準の平均)
貸出者数の推移や横浜市との建設債発行額比較など具体的な数字を多数示し、希少金属資源化や公的資金活用など財源確保の視点も織り込んでいる。一方で答弁の多くは「検討する」「可能性を見極める」止まりで、確定的な前進は資源化や建設債活用など一部に限られる。
良かった点
- 貸出者数の30年変化や横浜市との建設債発行額・公的資金比率の比較など、具体的な数字を根拠に質問している
- 希少金属の新たな資源化やフィジカルインターネット拠点誘致など、コスト抑制や将来の財源・産業振興につながる建設的な提案を行っている
- 図書機能のアクセス性維持について送迎バスやグリーンスローモビリティ活用など具体的な代替策を提示している
改善できる点
- 最終処分場跡地での『巨大公園構想』など費用負担を伴う要望について、財源の具体的な示唆がない
- フィジカルインターネット拠点誘致の要望が、実現に向けた費用対効果の検証まで踏み込んでいない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え4.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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