一般質問2023年9月25日令和5年 9月定例会議
保育・児童クラブ・特養ホームの安全と利便性
保々 富美子 議員(公明党相模原市議団)
子育て・教育まちづくり・交通医療・福祉
まとめ
保々議員は、保育園でのプール熱中症対策、児童クラブの静養スペースやAED・救命講習、通学路の街路樹や除草、特別養護老人ホームの申込み方法の簡素化などを質問しました。市は、熱中症対策はすでに実施していると説明し、児童クラブや特養ホームの改善点については「施設の意見を聞きながら検討する」「他市の情報を集める」といった答弁にとどまりました。
質問と答え
1. 保育施設の熱中症・プール安全対策
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 全国で水遊び中の熱中症死亡事故が起きている中、公立・私立保育施設で事故防止マニュアルや暑さ指数を使った安全対策が十分かを問いました。
- 市の答え
- 公立では監視職員を配置し暑さ指数が高い場合は中止している。私立には指導監査でマニュアルを確認し、園長会で情報共有していると答えました。
2. おむつのサブスク・使用済みおむつ処分
子育て・教育現状の説明のみ- 議員の質問
- 子育て支援を手厚くするため、公立保育園でのおむつ定額サービス導入や、使用済み紙おむつを園で処分してほしいという保護者の声への対応を尋ねました。
- 市の答え
- サブスクは費用負担やおむつの種類が限られる課題があると説明。おむつ処分は私立の74%が実施済みだが、残りは処理費用の負担が理由と答えました。
3. 児童クラブの静養スペース・AED・救命講習
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 体調不良の児童を休ませる場所が狭いこと、AEDが児童クラブにほとんど置かれていないこと、職員の救命講習が年1回・1名のみで足りないことを指摘しました。
- 市の答え
- 間仕切りネットなど施設の意見を聞きながら対応する。AEDは学校や児童館のものを使えば設置基準を満たしている。講習は連絡会議などで受講を促していくと答えました。
4. 通学路の街路樹・除草・作業員の暑さ対策
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- 街路樹や雑草が横断歩道での視認性を妨げている問題と、猛暑の中で作業する管理業務員の労働環境改善を求めました。
- 市の答え
- 要望や道路パトロールで剪定・除草を行い、防草シートの導入も検討する。作業員には冷却服の着用など熱中症対策を受注者に指導していると答えました。
5. 特別養護老人ホームの申込み一元化
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 施設ごとに異なる申込書を家族が用意する負担を減らすため、他市のような申込書統一や一元的な受付窓口の導入を求めました。
- 市の答え
- 市の標準様式はあるが施設ごとに項目を加えられる運用になっている。一元化は利用者・施設双方への影響を踏まえ、他市の情報収集を進めると答えました。
質問の評価
3.0ふつう5点満点(5つの基準の平均)
他都市の事例や決算額、調査数値など根拠は豊富だが、おむつ処分支援や申込み一元化など費用を伴う要望に財源の言及がなく、答弁も検討・情報収集止まりが多い。市民生活に関わるテーマを幅広く取り上げた初登壇質問。
良かった点
- 町田市・八王子市・横浜市など他市事例や決算額、調査結果(紙おむつ処分率74%など)を示し根拠のある質問をしている
- 愛知県・北海道の熱中症死亡事故など具体的事例を挙げ、保育現場の安全対策の重要性を訴えている
- 現場視察で得た職員の声やトライアル発注認定製品の紹介など、現場に基づいた具体的な提案を行っている
改善できる点
- 使用済みおむつ処分への新たな支援制度導入や特養申込みの一元化など、費用負担や財源の検討なしに支援拡充を要望している
- 答弁の多くが「検討する」「情報収集に努める」にとどまり、具体的な前進や期限が示されていない
- 救命講習の充実やAED設置拡充を求める一方で、実施に必要な人員・予算確保の方法への言及がない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見3.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果2.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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