一般質問2023年12月20日令和5年 12月定例会議
巨大災害への備えと交通・農業振興を問う
中村 昌治 議員(自由民主党相模原市議団)
防災・安全まちづくり・交通農林・中山間地域
まとめ
中村議員は、巨大地震や箱根山噴火、長期停電など災害への備え、物流施設増加に伴う交通対策やバス・乗合タクシーの充実、有機農業やイチゴ・ワインなど新しい農業への支援について質問した。市は非常用発電や県との連携強化などを説明しつつ、多くの項目で「今後検討する」「周知を強化する」と答えた。
質問と答え
1. 大規模災害と長期停電対策
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 巨大災害の発生頻度や1か月規模の長期停電の可能性を踏まえ、市の想定と対策、市役所の非常用発電が10時間分しかない現状について質問した
- 市の答え
- 震度6強を想定し対策中。非常用発電や燃料供給協定で対応するが、長期停電への市民周知は不十分だったため今後強化する
2. 箱根山噴火への対策
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 座間や鵜野森でのボーリング調査で箱根山由来の軽石層が確認されたことを踏まえ、火砕流・降灰対策について質問した
- 市の答え
- 現時点で本市への影響は示されていないが、県や箱根町の協議会の検討結果を踏まえ必要な対策・周知に努める
3. 災害時の指揮体制とダム放流
防災・安全現状の説明のみ- 議員の質問
- 市長らが参集できない場合の指揮体制や、城山ダムの緊急放流時に住民への周知が必要だと質問した
- 市の答え
- 市長不在時は副市長や危機管理監が代行する体制。ダム放流は県とホットライン演習で連携し、リーフレット等で周知を強化する
4. ひばり放送と体育館エアコン
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 放送塔の約4割が民有地にある状況の改善と、学校開放時に体育館エアコンを市民が使えない問題について質問した
- 市の答え
- 今後は可能な限り公有地への設置を調整する。体育館エアコンは開放団体の利用に向け課題を整理し検討する
5. 物流施設増加への交通対策
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 物流施設の進出による渋滞を懸念し、AIやETC2.0プローブデータなどビッグデータを使った交通量調査の活用を提案した
- 市の答え
- 事業者が来年4月に周辺交差点の交通量調査を実施予定。ETC2.0データも今後国と協議して活用を検討する
6. バス・乗合タクシーの拡充
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- バス路線を病院経由にする案や、旧市域への乗合タクシー導入、高齢者への利用促進策について質問した
- 市の答え
- バス路線変更は事業者が慎重姿勢。相模台地区で乗合タクシーの実証実験を検討中。免許返納時のチラシ配布等を検討する
7. 有機農業(オーガニックビレッジ)の推進
農林・中山間地域検討・研究する- 議員の質問
- オーガニックビレッジ宣言後の取組状況と、学校給食への有機農産物活用の進め方について質問した
- 市の答え
- 講習会や実証圃場での栽培実証を実施中。学校給食は米での試験提供を行い、今後供給量や価格を踏まえ検討する
8. イチゴ・ワインなど新たな農業支援
農林・中山間地域前向きな答弁- 議員の質問
- イチゴ農家への資材価格高騰支援の継続や新規参入支援、ブランド化のPR、相模原産ワインの支援・PRについて質問した
- 市の答え
- 国の交付金を活用した支援を状況に応じ継続検討。施設整備補助を実施中。ワインは特区認定済みで今後もPRに努める
質問の評価
3.4良い質問5点満点(5つの基準の平均)
河田教授のデータやボーリング調査結果、ETC2.0の技術説明など根拠が豊富で、燃料備蓄見直しや高設栽培によるブランド化など建設的な提案も多い。一方、イチゴ・ワイン支援の拡充要望では財源に触れておらず、答弁も多くが「検討する」「周知に努める」にとどまった。
良かった点
- 河田教授の巨大災害発生頻度データ、ボーリング調査で確認された軽石層、フランスとの降水量比較など、具体的な数値や調査結果を根拠に質問している
- 市役所非常用発電が10時間分しかない現状を指摘し燃料備蓄の見直しや九都県市首脳会議での要望を提言するなど、既存の仕組みを改善する具体的な提案をしている
- ETC2.0プローブデータの活用やイチゴの高設栽培によるブランド化、観光協会との連携など、コストを抑えつつ効果を高める工夫を提案している
改善できる点
- イチゴ農家やワイン事業者への支援拡充、体育館エアコンの利用拡大などを求める一方、どの財源で対応するか、既存事業の見直しなどの財源論がほとんど示されていない
- 多くの項目で答弁が「検討する」「周知に努める」にとどまり、具体的な約束や数値目標を引き出せていない
- 箱根山噴火や計画停電の特例施設など重要なテーマでも、国・県の動向待ちの説明にとどまる答弁が多かった
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
要約と評価は AI が会議録をもとに作成したもので、誤りを含むことがあります。評価のしかた