一般質問2023年12月20日令和5年 12月定例会議
急傾斜地・生産緑地から福祉・教育まで幅広く追及
加藤 明徳 議員(公明党相模原市議団)
防災・安全農林・中山間地域医療・福祉子育て・教育
まとめ
議員は、崖崩れの危険がある急傾斜地の管理、放置された生産緑地の雑草問題、介護施設の経営難や職員の低賃金、書店減少や学校図書館・新聞配備、学校給食の産地偽装問題などを質問。市は現場での指導や国への要望など取り組みを説明したが、所有者不明の斜面地対策など制度上難しい点も残った。
質問と答え
1. 急傾斜地の安全対策
防災・安全現状の説明のみ- 議員の質問
- 崖崩れ・倒木の実際の被害事例を示し、土地所有者が不明な急傾斜地の対策をどう進めるか問うた
- 市の答え
- 県と連携し対策を依頼しているが、現行法では所有者不明の場合の区域指定や防止工事は難しいと説明した
2. 生産緑地の管理問題
農林・中山間地域前向きな答弁- 議員の質問
- 営農されず雑草や害虫が発生している生産緑地への対応や、特定生産緑地への移行の課題を問うた
- 市の答え
- 所有者への訪問指導や市民農園への転換助言、消防部局との連携で適正管理を促すと答えた
3. 福祉施設の経営と処遇改善
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 介護・障害福祉施設の経営悪化や、本市が隣接市より介護報酬の地域区分が低く人材が流出する問題への対策を問うた
- 市の答え
- 報酬改定の影響を見極めて対策を検討し、地域区分見直しを国に要望していくと答えた
4. 学校図書館と新聞配備
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 書店減少や子供の不読率上昇を踏まえ、学校図書館の充実と新聞配備目標の達成を求めた
- 市の答え
- 蔵書確保と更新を続け、新聞配備も令和8年度までに全校で目標達成を目指すと答えた
5. 学校給食の産地偽装・生産者支援
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 豚肉の産地偽装問題への対応とチェック体制強化、ホタテなど生産者応援給食の活用を問うた
- 市の答え
- 今後産地判別検査を実施するほか、復興支援給食でホタテ貝柱を提供予定と答えた
質問の評価
3.2良い質問5点満点(5つの基準の平均)
上鶴間の崩落事案や生産緑地の雑草問題など具体的な事例・数字を多数示し根拠は十分。生産緑地対応や新聞配備では建設的提案もあった。一方で介護報酬の地域区分見直しや処遇改善、新聞配備拡充などを求めた項目で財源への言及がなく、答弁も要望・検討止まりが多い。
良かった点
- 上鶴間の崖崩落・倒木の実例を示し、土地所有者不明という制度の抜け穴を具体的に追及した
- 生産緑地の雑草・害虫被害について所有者への指導経過を詳しく確認し、火災予防条例にも触れて対応を求めた
- 新聞配備について葛飾区の一括契約事例を挙げ、学校現場の事務負担軽減という建設的な視点を示した
改善できる点
- 介護報酬の地域区分見直しや施設職員の処遇改善を求めているが、財源や市の財政負担への言及がない
- 新聞配備や学校図書館の充実を求める項目でも、費用をどう確保するかの検討が示されていない
- 老人福祉・障害者施設への支援拡充を求める一方、どの事業を見直して財源を生み出すかは触れられていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見3.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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