一般質問2023年12月20日令和5年 12月定例会議
防災DXから子育て・大谷グローブまで幅広く質問
西家 克己 議員(公明党相模原市議団)
防災・安全環境文化・スポーツまちづくり・交通医療・福祉子育て・教育
まとめ
西家議員は、災害時のデジタル活用やハザードマップの工夫、災害時に車を貸し出す仕組み、粗大ごみをフリマアプリで販売する取組、御当地ナンバープレート、ライドシェア、高齢者の居場所、きょうだいが同じ保育所に通いやすくする仕組み、大谷翔平選手から届くグローブの活用など、多くのテーマについて市の取組や考えをたずねました。市は多くの項目で「検討する」と答え、一部は前向きに進める方針を示しました。
質問と答え
1. 防災分野のDX推進
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 災害時に役立つデジタル技術の活用について、県や国の取組とどう連携していくのか聞いた。
- 市の答え
- 県のシステム基盤事業に参画し、デジタル庁と県合同の実証実験に職員を派遣して情報収集していると答えた。
2. ハザードマップの改善
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 目の不自由な人にも伝わるよう、ハザードマップを音声で案内するサービスを導入すべきと提案した。
- 市の答え
- 国の音声案内機能付きハザードマップを周知するが、民間サービスの導入は近隣自治体と相談しながら検討すると答えた。
3. 災害時に車を貸し出す仕組み
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 平時は安く車を借りられ、災害時に返却して被災者支援に使う「カーリース」を本市でも導入すべきと提案した。
- 市の答え
- 他の自治体の協定事例などを情報収集し、課題を整理していくと答えた。
4. 粗大ごみのフリマアプリ活用
環境検討・研究する- 議員の質問
- 粗大ごみをメルカリやジモティーで販売する他市の事例を示し、本市でも本格的に活用すべきと提案した。
- 市の答え
- 現在の譲渡事業は件数が限られ手続きも対面で不便という課題を認め、フリマアプリ活用を検討すると答えた。
5. 御当地ナンバープレート
文化・スポーツ前向きな答弁- 議員の質問
- 市制70周年に向けて、原付バイク用の相模原独自デザインのナンバープレートを作るべきと提案した。
- 市の答え
- 70周年記念事業として、来年度中の交付に向けて検討を進めていると答えた。
6. ライドシェアの導入
まちづくり・交通現状の説明のみ- 議員の質問
- タクシー不足が起きている本市でライドシェアを導入する際の課題や市の考えを聞いた。
- 市の答え
- 安全確保や事故時の責任の所在など課題があるため慎重に検討し、国や県の動きを見守るとした。
7. 高齢者の居場所づくり
医療・福祉現状の説明のみ- 議員の質問
- 高齢者が孤立しないよう、サークル活動など居場所をどう広げていくか聞いた。
- 市の答え
- 約850か所の居場所があり、健康マージャンなどのサークル活動に補助金で支援していると答えた。
8. きょうだいが同じ保育所に通える仕組み
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- きょうだいが別々の保育所に通う負担が大きいとして、同じ園に入れる仕組みを整えるべきと提案した。
- 市の答え
- 別園入所の割合は令和2年8.8%から今年12.9%に上昇しており、利用選考基準の見直しを検討し、令和7年度に向け検討委員会で議論すると答えた。
9. 大谷翔平選手寄贈グローブの活用
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 大谷選手から全国の小学校に贈られるグローブを、どのように教育に生かし、トラブルなく配るか聞いた。
- 市の答え
- 12月上旬に市に届き次第各校へ配付し、体育やクラブ活動、道徳の授業などで児童の夢を育てる活用をすると答えた。各校では使い方を児童自身が話し合う計画もあるとした。
質問の評価
3.4良い質問5点満点(5つの基準の平均)
三島市や川崎市の数値、カーリースの具体的な料金など根拠は豊富で具体性は高い。一方、提案の多くは他市事例紹介と要望が中心で、答弁も「検討する」止まりが目立ち、成果としては限定的。費用対効果についてはフリマアプリ等で一定の意識が見られるが、保育所の仕組み改善など財源に触れない項目もあり、全体として平均的な一般質問の水準にとどまる。
良かった点
- 三島市のメルカリ活用(出品130件・ごみ削減1トン以上)や川崎市の別園入所率など、具体的な数字を示して質問している
- フリマアプリ活用はごみ減量と収入増加を両立させる提案になっている
- 防災・子育て・高齢者・環境など市民生活に関わる幅広いテーマを取り上げている
改善できる点
- きょうだいの同時入所の仕組み改善や高齢者の居場所拡充について、必要な人員体制や財源の確保方法への言及がない
- ライドシェアやカーリースなど新規制度導入の提案で、本市での費用規模や財政負担の見通しが示されていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見3.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え3.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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