一般質問2023年12月19日令和5年 12月定例会議
福祉相談・補給廠まちづくり・終末期対応を問う
寺田 弘子 議員(自由民主党相模原市議団)
医療・福祉まちづくり・交通防災・安全人権・市民活動その他
まとめ
寺田議員は、障害者の相談窓口が狭くて声が漏れる問題、ひきこもりの人への支援、相模原駅北口の米軍返還地の活用、保護司や人権擁護委員の活動、お墓(合葬式墓所)の問題などを質問。市は環境改善や連携強化に努めると答えたが、多くは「検討する」止まりだった。
質問と答え
1. 障害者相談窓口の環境整備
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 南の相談窓口は壁の上が開いていて会話が漏れる構造で相談しにくいと指摘し、中央の新設窓口でのプライバシー配慮も求めた。
- 市の答え
- 市は音楽で会話を聞こえにくくする対策を説明し、中央の新設窓口は独立した相談スペースを整備すると答えた。
2. 障害福祉事業所への実地指導
医療・福祉現状の説明のみ- 議員の質問
- 1100を超える事業所に対し、限られた職員でどのように計画的な指導ができているか質問した。
- 市の答え
- 年間150事業所を目標に指導し、一部は外部団体に委託していると説明した。
3. ひきこもり相談支援の拡充
医療・福祉前向きな答弁- 議員の質問
- 必要な支援につながりにくいひきこもりの人への相談支援体制を強化すべきと提案した。
- 市の答え
- 訪問型(アウトリーチ)支援の充実や関係機関との連携強化を進めると答えた。
4. 駅北口・米軍返還地のまちづくり
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 相模総合補給廠の返還地について、国有地売却の仕組み、周辺道路の整備、建物撤去、国際教育施設誘致などを質問した。
- 市の答え
- 市は道路ネットワーク強化を検討し、国に建物撤去を求め続け、国際化の視点も取り入れると答えた。
5. 保護司の活動環境と再犯防止
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 保護司の活動拠点の環境改善や、再犯防止計画での具体的な取組内容を質問した。
- 市の答え
- 拠点の改善要望を把握し関係機関と協議する、広報や関係機関連携を進めると答えた。
6. 人権擁護委員の周知
人権・市民活動現状の説明のみ- 議員の質問
- 地域に身近な存在として人権擁護委員の活動をもっと周知すべきと指摘した。
- 市の答え
- 駅頭や市民まつりで既にPRしており、今後も周知に努めると答えた。
7. 峰山霊園・合葬式墓所のあり方
その他検討・研究する- 議員の質問
- 無縁墓対策の状況や、合葬式墓所への改葬を市営霊園利用者以外にも認めるべきと質問した。
- 市の答え
- 無縁墓は170区画から78区画に減少したと説明。改葬は自宅保管者優先のため現在は未対応だが、需要を踏まえ検討すると答えた。
質問の評価
3.2良い質問5点満点(5つの基準の平均)
現場視察や具体的数値を多く示し根拠は豊富だが、提案は改善要望や周知強化が中心で代替案までは少ない。英語村誘致など財源に触れない支出要望もあり、答弁も「検討する」「努める」止まりの項目が多い。一方で福祉・まちづくり・終末期対応など市民生活に広く関わるテーマを扱っている。
良かった点
- 南・緑のキーステーションや地域包括支援センター、他都市の英語学習施設などを実際に視察した上で具体的な問題点を指摘している
- 保護司の充足率や刑法犯件数、合葬式墓所希望率の変化など数字に基づいた質問構成になっている
- 障害者福祉から駅前開発、再犯防止、墓地問題まで市民生活に関わる幅広いテーマを取り上げている
改善できる点
- 国際教育施設(英語村)の誘致を強く要望しているが、整備や誘致に伴う費用や財源についての言及がない
- 相談拠点の改修や委託拡大などの要望が多いが、財源をどう確保するかの提案が示されていない
- 多くの項目で『検討する』『努める』という答弁にとどまり、具体的な実施時期や予算の約束までは引き出せていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見3.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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