一般質問2023年12月19日令和5年 12月定例会議
子育て支援と障害児者の移動支援を問う一般質問
渡部 俊明 議員(自由民主党相模原市議団)
子育て・教育環境医療・福祉
まとめ
渡部議員は、子ども施策の基本方針、子どもの居場所づくり(児童館統廃合問題含む)、子ども食堂・無料学習塾支援、フードドライブ、障害児者の通学・通所の移動支援について質問しました。市は、障害児の通学支援を独自制度として令和7年度に開始する方針を示すなど一部で前向きな答弁をしましたが、児童館の存続や通所の移動支援については検討段階にとどまりました。
質問と答え
1. こども大綱への対応
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 国のこども大綱・こども未来戦略を見据えた本市の子育て施策の方針と、人員確保など準備状況を問うた。
- 市の答え
- 次期子ども応援プランにこども大綱の内容を反映し、必要な人員配置に取り組むと答えた。
2. 子どもの居場所づくりの方針
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 国の指針(ふやす・つなぐ・みがく・ふりかえる)を踏まえた本市の体制整備や評価方法を問うた。
- 市の答え
- 官民連携で担い手を支援し、子どもの視点で居場所をつくる。評価方法は次期プランで検討すると答えた。
3. 児童館の存続と機能強化
子育て・教育現状の説明のみ- 議員の質問
- 行財政改革プランで検討中の児童館統廃合について、国の子ども居場所づくり方針との整合性や機能強化を問うた。
- 市の答え
- 見直し内容は方向性であり、住民の意見を聞きながら最終決定する。機能強化は次期プランで検討すると答えた。
4. 子ども食堂・無料学習塾支援
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 子ども食堂・無料学習塾の運営支援、学生ボランティアの確保策、研修実施の必要性を問うた。
- 市の答え
- セミナーや情報交換会を通じて支援しており、今後は情報交換会の場で研修も実施すると答えた。
5. フードドライブの推進
環境前向きな答弁- 議員の質問
- 職場単位のフードドライブの実施状況や今後の開催頻度、企業への呼びかけ・インセンティブについて問うた。
- 市の答え
- 10月に職員対象で実施(41件・約10kg)し、今後は複数の強化月間に合わせて実施すると答えた。
6. SDGs視点の仕組みづくり
環境検討・研究する- 議員の質問
- フードドライブを福祉・環境横断の仕組みとして庁内で検討すべきと提案した。
- 市の答え
- 市長を本部長とするSDGs推進本部会議の枠組み活用などを検討すると答えた。
7. 障害児者の通学・通所の移動支援
医療・福祉前向きな答弁- 議員の質問
- 障害児の通学時の通年移動支援や、生活介護施設通所者への移動支援の拡充を求めた。
- 市の答え
- 通学支援は本市独自制度として令和7年度の事業開始を目途に検討。通所支援は人材・財源確保が課題として検討を続けると答えた。
質問の評価
3.2良い質問5点満点(5つの基準の平均)
子ども施策や障害者の移動支援など幅広いテーマを具体的な数字(子ども食堂51団体、送迎実施率8割など)を交えて質問し、通学支援の令和7年度事業化という具体的な前進を引き出した点は評価できる。一方で、多くの項目で財源確保の方法を自ら提案せず、支援拡充を求める場面が目立ち、費用対効果の視点はやや弱い。
良かった点
- 障害児の通学支援について、本市独自の取組として令和7年度事業開始という具体的な答弁を引き出した
- 子ども食堂51団体・無料学習塾38団体、生活介護事業所の送迎実施率約8割など、具体的な数字を根拠に質問を組み立てている
- 児童館の機能強化(専門職員配置など国の提言)を示し、単なる批判でなく具体的な方向性を示した
改善できる点
- 障害児者の移動支援拡充や無料学習塾・子ども食堂への支援拡充を求める一方で、財源をどこから生み出すかという視点がほとんど示されていない
- 児童館の統廃合見直しに対し「存続」を求める方向の要望が中心で、財政構造改革プランとの整合性や財源面の代替案が示されていない
- 多くの項目が『検討する』『研究する』止まりの答弁で終わっており、再質問でさらに具体的な約束を引き出す工夫が少ない
- 具体性・根拠3.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見3.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果4.0 / 5
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