一般質問2023年12月19日令和5年 12月定例会議
不妊治療支援・不登校の居場所・学校の暑さ対策を問う
松浦 千鶴子 議員(民主みらい・無所属・地域政党さがみはら)
医療・福祉経済・産業子育て・教育
まとめ
松浦議員は、①不妊治療の相談体制や企業の両立支援、②不登校児童生徒の学校内外の居場所づくり、③学校の熱中症対策と体育館・特別教室の空調整備について質問した。市は相談の曜日・時間帯の見直しや情報発信の改善、特別教室の空調整備(58%)などを説明したが、体育館の空調整備や財源確保は今後の検討課題として残された。
質問と答え
1. 不妊治療の相談・支援体制
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 不妊に悩む人が相談しやすいよう、土日や夜間も相談を受けられる体制にすべきではないか、また若い世代への啓発をもっと進めるべきではないかと問いただした。
- 市の答え
- 市は専門相談を月1回実施していると説明し、相談の曜日・時間帯については市民の声を聞きながら課題を整理していくと答えた。
2. 企業の仕事と治療の両立支援
経済・産業現状の説明のみ- 議員の質問
- 不妊治療をしながら安心して働ける職場を増やすため、市内企業への支援やくるみん認定取得の後押しをどう進めるか問うた。
- 市の答え
- 国の両立支援制度の周知や、くるみん認定取得を目指す企業への専門家派遣・費用補助を行っていると説明した。
3. 不登校児童生徒の居場所づくり
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 登校支援教室や無料学習支援の場を不登校の子どもの居場所として広げ、必要な家庭に情報が届くよう改善すべきと求めた。
- 市の答え
- 登校支援教室は登校日数の増加などの成果があるが教員確保が課題とし、相談センターのホームページや情報提供方法は改善を検討すると答えた。
4. 学校の熱中症対策と空調整備
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 記録的な暑さの中での学校の熱中症対策の実態を確認し、体育館や特別教室への空調設備整備を早急に進めるべきと求めた。
- 市の答え
- 各校で水分補給や活動短縮などの対策を行い重篤な症例はなかったとし、特別教室は58%整備済みだが体育館は6校のみで、財源確保などが課題で検討中と答えた。
質問の評価
3.0ふつう5点満点(5つの基準の平均)
出生率や厚労省調査、現場視察などの具体的根拠を示した質問が多く、市民生活に直結するテーマを幅広く扱った点は評価できる。一方で、空調整備の加速やくるみん企業支援の拡充など費用のかかる要望について財源への言及がなく、答弁も「検討」「改善を図る」止まりが多かった。
良かった点
- 合計特殊出生率や厚労省の不妊治療統計、市職員の出生サポート休暇取得者数など具体的な数字を使って課題を示した
- 登校支援教室を実際に視察した上で、ベテラン教員の活用など現場に基づく提案を行った
- 熱中症対策について各学校の具体的なエピソード(運動会の延期、始業式のオンライン化など)を挙げ、現場の実態を丁寧に伝えた
改善できる点
- 屋内運動場等への空調設備整備の早期実施を求めたが、財源をどこから確保するかについては触れず、市側が挙げた「財源の確保」という課題への回答が示されなかった
- くるみん認定取得企業への支援拡充や相談体制の拡充を求める一方、そのための予算の裏付けや既存事業の見直しについては言及がなかった
- 多くの答弁が「検討する」「随時改善を図る」にとどまり、具体的な実施時期や数値目標などの前向きな約束を引き出すまでに至らなかった
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見3.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果2.0 / 5
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