一般質問2023年12月18日令和5年 12月定例会議
市営住宅・福祉相談・部活動補助のあり方
岡本 浩三 議員(公明党相模原市議団)
まちづくり・交通医療・福祉文化・スポーツ
まとめ
岡本議員は、市営住宅の空き部屋対策や高齢化対応、福祉の相談窓口のたらい回しを防ぐ体制づくり、中学校の吹奏楽部など文化部活動の楽器費用の家庭負担について市に問いました。市は、住宅の計画的な修繕や相談支援の体制強化には前向きでしたが、吹奏楽部への補助制度創設は「審議会の議論を踏まえて検討する」との答えにとどまりました。
質問と答え
1. 市営住宅の空き部屋・住み替え
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- 物価高騰などで修繕が遅れ空き住戸が増えている。来年度以降は年間120戸の提供を確保できるか、また高齢化で住み替えを望む人への対応を問うた。
- 市の答え
- 来年度以降は計画的な修繕で年間120戸の定期募集を確保する。住み替え制度は居住の安定につながるため今後も入居者の状況を踏まえ対応する。
2. 市営住宅の維持管理・安全対策
まちづくり・交通現状の説明のみ- 議員の質問
- 入居者の高齢化で管理組合による草刈りや清掃が困難になっている。外部委託や、広く使われる広場の市による管理を求めた。
- 市の答え
- 一部は外部委託の例があり今後情報提供する。広場の市管理は他自治体の事例を研究する。エレベーターや遊具は法令に基づき定期点検している。
3. 福祉の縦割りを防ぐ相談体制
医療・福祉前向きな答弁- 議員の質問
- 生活保護・高齢・障害など分野ごとのケースワーカーでは複雑な相談に対応しきれない。分野を超えた研修や連携、コーディネート役の必要性を問うた。
- 市の答え
- 所管以外の業務を経験する研修を進める。相談支援包括化推進員を配置し、地域包括ケア推進部が全体のコーディネート機能を担う。
4. 重層的支援体制整備事業の導入
医療・福祉前向きな答弁- 議員の質問
- 複合化した福祉課題に対応するため、国の重層的支援体制整備事業の導入スケジュールと、導入までの間の体制充実策を問うた。
- 市の答え
- 来年度に実施計画を策定し、令和7年度からの事業実施を目指す。今年度中に多機関連携の会議を設置し、アウトリーチ型支援の充実にも取り組む。
5. 吹奏楽部など文化部活動への補助
文化・スポーツ検討・研究する- 議員の質問
- 吹奏楽部の楽器修繕や遠征費が家庭の大きな負担になっている。他市の補助金制度を参考に、本市独自の補助制度創設を求めた。
- 市の答え
- 学校備品の修理などは課外活動助成金(生徒1人942円)で対応している。新たな補助制度は部活動地域移行審議会の議論を踏まえて検討する。
質問の評価
3.4良い質問5点満点(5つの基準の平均)
募集倍率や吹奏楽部の家庭負担額など具体的な数字を多数示し説得力がある。他市の補助制度を比較提示するなど建設的だが、吹奏楽部補助や住宅修繕の財源・コスト圧縮の視点が薄い。答弁は検討・研究にとどまる項目が多い。
良かった点
- 市営住宅の募集倍率や空き住戸数、吹奏楽部の家庭負担額など具体的な数字を示して質問している
- 武蔵村山市・朝来市・日野市など他自治体の補助制度を比較し、建設的な提案をしている
- 福祉の縦割りを防ぐための研修・コーディネート機能について具体的な改善案を示した
改善できる点
- 吹奏楽部への補助金制度創設を求める際、財源をどこから確保するかについて触れていない
- 市営住宅の災害時の別予算確保や広場の市管理化を求める項目でも、費用負担の見通しが示されていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
- 市民への関わり4.0 / 5
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