一般質問2024年3月15日令和6年 3月定例会議
災害弱者支援と公園防災・がん検診の充実を問う
後田 博美 議員(公明党相模原市議団)
防災・安全まちづくり・交通医療・福祉
まとめ
後田議員は、災害時に支援が必要な高齢者や障害者のための備蓄品や公園の防災機能強化、市営住宅の空き駐車場の活用、がん検診を受けやすくする工夫について質問しました。市は、粉ミルクの廃棄をなくす取組やレディースデーの拡大など前向きな対応を示しましたが、かまどベンチの活用拡大や駐車場拡大、HPV検査の導入などは今後検討していくという答えでした。
質問と答え
1. 災害弱者向け備蓄品
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 避難が難しい高齢者や障害者のために、避難所にどのような資機材を備蓄しているか問うた。
- 市の答え
- ユニバーサルトイレ、着替え用パーテーション、多言語表示シートなどを備蓄しており、今後も意見を聞きながら進めると答えた。
2. 粉ミルク等備蓄品の有効活用
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 賞味期限切れの粉ミルクが大量に廃棄されている実態を指摘し、SDGsの観点から有効活用や、生理用品・紙おむつの活用方法を求めた。
- 市の答え
- 今年度からフードバンク団体への提供を始め粉ミルクは全て活用し廃棄ゼロとなった。生理用品等は施設や団体への提供、庁内連携も始めたと回答した。
3. 公園の防災機能強化
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 避難場所となる公園のトイレやかまどベンチなどの整備強化、既存のかまどベンチの点検・訓練活用の促進を求めた。
- 市の答え
- 老朽化更新時に必要な設備を検討すると回答。かまどベンチは5公園10基設置済みで、未活用の地域には周知を進めると答えた。
4. 市営住宅駐車場の活用
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 利用率が下がっている市営住宅の空き駐車場を、有料開放など有効に活用できないか問うた。
- 市の答え
- 利用率は64.7%で、一部を民間のコインパーキングとして活用中。今後拡大を検討すると回答した。
5. がん検診の受診環境向上
医療・福祉前向きな答弁- 議員の質問
- 女性医師によるレディースデーの実施状況や、来年度の受診しやすい環境づくりの取組を問うた。
- 市の答え
- レディースデーは予約が早期に埋まるほど好評のため、来年度は実施日数を増やすと回答した。
6. HPV検査単独法の導入
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 子宮頸がん検診に、より精度の高いHPV検査単独法を導入するかどうか見解を問うた。
- 市の答え
- 医師会との意見交換を始め、他市の状況も見ながら対応を検討すると回答した。
7. 若い世代への受診啓発
医療・福祉前向きな答弁- 議員の質問
- 若い世代にがん検診を習慣づけるための、さらなる意識喚起の取組を問うた。
- 市の答え
- 無料クーポン送付や啓発ポスターに加え、来年度は事業主向け啓発冊子を作成し働く世代への啓発を強めると回答した。
質問の評価
3.4良い質問5点満点(5つの基準の平均)
粉ミルクの廃棄率や駐車場利用率など具体的な数字を示し、現場の声を基に多くの改善提案を行った点は評価できる。一方、かまどベンチ転換やあずまや再設置など支出を伴う要望で財源への言及が少なく、HPV検査導入や駐車場拡大など多くの項目が「検討する」止まりにとどまった。
良かった点
- 粉ミルクの廃棄率(令和3年度は全廃棄)や駐車場利用率64.7%など具体的な数字を基に課題を指摘した
- 視覚障害者や高齢者など現場の声を踏まえ、バンダナの事前配布や生理用品の庁内連携など具体的な改善提案を行った
- 防災・福祉・医療と幅広い分野にわたり、他自治体の事例(内閣府の見える化)も挙げながら質問を展開した
改善できる点
- かまどベンチへの転換やあずまやの再設置など支出を伴う要望について、財源や費用対効果への言及がほとんどない
- HPV検査単独法の導入や駐車場の拡大、公園の避難者受入機能強化など、多くの項目が「検討する」止まりで具体的な実施時期が示されなかった
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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