一般質問2024年3月15日令和6年 3月定例会議
能登半島地震・耐震化・まちづくりなど多岐の一般質問
大槻 和弘 議員(自由民主党相模原市議団)
防災・安全行財政・市役所改革まちづくり・交通環境農林・中山間地域子育て・教育
まとめ
能登半島地震を受けた被災地支援や住宅耐震化、避難所の環境整備、小田急相模原駅周辺のまちづくり、道路の安全対策や無電柱化、金属スクラップ保管施設の規制、農地の水路問題、児童館や学校の空調設備など幅広いテーマについて質問した。市はそれぞれの現状や取組状況を説明し、一部は見直しや検討を約束した。
質問と答え
1. 能登半島地震の被災地支援・受援計画
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 被災地派遣職員から見えた課題を踏まえ、計画的な支援体制づくりと受援計画の見直しを求めた。
- 市の答え
- 資機材や車両確保が課題だったため、令和6年度に支援計画の検討を進め、必要に応じて受援計画も見直す。
2. 住宅耐震化の促進
防災・安全現状の説明のみ- 議員の質問
- 市内の耐震化率や完了時期、平成12年基準改定住宅への対応、高齢者世帯への補助拡充について質問した。
- 市の答え
- 耐震化率は95%で令和12年度までに解消目標。高齢者世帯には補助を加算し、防災ベッド・耐震シェルターも補助対象としている。
3. 避難所の環境整備と福祉避難所
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 1.5次避難所の考え方、2次避難の準備、福祉避難所の確保状況、個別避難計画との連携を求めた。
- 市の答え
- 1.5次避難所の位置づけはないがテント等を備蓄。福祉避難所118か所で約1100人受入れ可能。個別避難計画でふだん利用施設を避難先にする方針。
4. ふるさと納税の代理受付による被災地支援
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- ふるさと納税の代理受付制度を使って被災自治体を支援すべきと提案した。
- 市の答え
- 被災自治体職員の負担軽減につながると認識し、効果的な支援を検討していく。
5. 小田急相模原駅周辺の再開発
まちづくり・交通現状の説明のみ- 議員の質問
- A・B地区再開発への市の支援内容と、C地区再開発の今後の取組、歩行者通路屋根への費用支援を質問した。
- 市の答え
- 助言や費用の一部支援、管理費相当額の補助を実施。C地区は過去に権利者の賛同が得られず現在具体的計画はない。
6. 県道51号の拡幅工事
まちづくり・交通現状の説明のみ- 議員の質問
- 拡幅未完了区間の現状と課題、市の関わり方について質問した。
- 市の答え
- マンション権利者間の合意が得られず用地取得できていない。建物の建て替え時期を捉えて交渉する。
7. サウザンロードの交通安全と無電柱化
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 死亡事故も発生している交通安全対策の現状・強化と、無電柱化の実施を求めた。
- 市の答え
- 路面標示や警察の取締りを実施し、さらなる対策を警察と協議。無電柱化は緊急輸送道路を優先しており、計画見直し時に検討する。
8. 金属スクラップ保管施設(ヤード)の規制
環境検討・研究する- 議員の質問
- 市内ヤードの実態把握と、条例による設置規制の必要性について質問した。
- 市の答え
- 有価物のため設置箇所は把握していないが、他自治体の事例を参考に規制の対応方法を検討する。
9. 当麻地区の農地・水路の課題
農林・中山間地域前向きな答弁- 議員の質問
- 農地の産業用地転用に伴う制度調整、水路占用料徴収の公平性、機能を失った水路の道路移管について質問した。
- 市の答え
- 占用料未徴収は水路敷への認識不足が原因で適切に徴収へ調整する。将来不要な水路は廃止し道路等へ移管する。
10. 児童館の再整備と御園児童館
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 児童館の老朽化状況と、御園児童館の大規模修繕を行わない理由、存続・建て替え要望への見解を求めた。
- 市の答え
- 耐震基準未達の10館は補強・建替済み。御園児童館は利用者1日平均11人で、地域の意見を聞きながら必要性を検討する。
11. 学校の空調設備の更新
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 空調設備の耐用年数や点検状況、麻溝台中学校など機能低下した空調の計画的更新について質問した。
- 市の答え
- 更新周期は20年程度で、令和6年度に5校設計、7年度工事予定。麻溝台中学校は具体的スケジュールは示せないが早期更新に努める。
質問の評価
3.2良い質問5点満点(5つの基準の平均)
防災・耐震化・まちづくり・農地・児童館・学校施設と非常に幅広いテーマを、具体的な数字や現場の声を交えて質問しており、具体性は高い。一方で、耐震改修補助の拡充や児童館建て替え、空調更新など支出を伴う要望について財源の議論がほとんどなく、費用対効果の視点は弱い。答弁は水路移管や福祉避難所の個別避難計画連携など一部前向きな内容を引き出したが、多くは「検討する」「見直す」止まりであった。
良かった点
- 耐震化率95%、福祉避難所118か所1100人、相談会参加者数など具体的な数字を根拠に質問を構成している
- 機能を失った農業用水路の道路移管、福祉避難所を個別避難計画に組み込む方針など、具体的な前向き答弁を引き出した
- 麻溝台中学校のクーラー設置経緯など、地域の実体験に基づいた具体的な指摘を行っている
改善できる点
- 耐震改修工事費用の助成拡充を求めているが、財源をどこから確保するかには触れていない
- 御園児童館の建て替え・改修要望や学校空調設備の計画的更新の要求において、費用対効果や財源の検討が示されていない
- ヤード規制の条例化を求めているが、規制導入による行政コストや実効性の検証には言及していない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見3.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
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