一般質問2024年3月13日令和6年 3月定例会議
人工芝汚染・給食・福祉・子どもの声を問う
五十嵐 千代 議員(颯爽の会)
環境子育て・教育医療・福祉人権・市民活動
まとめ
人工芝から出るマイクロプラスチック汚染、学校給食での地元産食材や有機米の活用、障害者福祉の充実、児童養護施設などでの子供の意見を聞く仕組みについて質問しました。市は人工芝の流出防止や有機米の定期活用、福祉相談員の増員、子供の意見を聞く仕組みづくりを進めると答えましたが、多くは「検討する」という答弁にとどまりました。
質問と答え
1. 人工芝とマイクロプラスチック
環境検討・研究する- 議員の質問
- 人工芝から出るマイクロプラスチックの健康・環境への影響、市内施設での利用実態、流出を防ぐ対策やガイドライン策定について尋ねた。
- 市の答え
- 市内に約6万5000㎡の人工芝があり問題点は認識しているとした。流出を防ぐ工法や清掃は一部実施しているが、人工芝をすぐにやめることは難しく、ガイドライン策定は検討するとした。
2. 学校給食と市内産農畜産物
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 学校給食での有機米導入の効果や、市内産の野菜・米を安定的に給食へ活用する仕組みづくり、他市の先進事例の活用について尋ねた。
- 市の答え
- 有機米は好評で残渣が大幅に減ったと説明し、定期的な活用や市内産品活用の仕組みを検討すると答えた。ただ生産量不足や流通の仕組みなど課題が多いとした。
3. 福祉基盤整備と障害者就労支援
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 個別給付から福祉基盤整備への転換にあたり、相談支援体制の拡充や障害者の短時間雇用・就労支援の目標設定、障害者団体との意見交換の実態について尋ねた。
- 市の答え
- 相談支援員を22名増員(主に会計年度任用職員・委託)し、短時間雇用創出事業などを進めるとしたが、目標設定や正規職員化は今後の検討課題とした。
4. 子供の意見聴取と子どもアドボカシー
人権・市民活動検討・研究する- 議員の質問
- 改正児童福祉法に基づく子供の意見聴取の仕組みや、利害関係のない独立した立場で子供の意見表明を支援する「独立アドボカシー」の導入について尋ねた。
- 市の答え
- 児童の意見を聞きやすい場づくりに努めるとし、独立性のある第三者による意見表明支援の仕組みは先行自治体を参考に検討していくと答えた。
質問の評価
3.8良い質問5点満点(5つの基準の平均)
人工芝の面積、残渣量の変化、他都市(袋井市・川崎市・熊本県・イギリス)の事例など具体的な根拠を多く示し説得力がある一方、相談員の正規職員化や経済的支援の拡充を求める場面で財源の言及がなかった。答弁も多くが「検討する」にとどまり、具体的な実施確約は少なかった。
良かった点
- 人工芝の面積や給食残渣量の変化など具体的な数値を提示し、議論の根拠を明確にしている
- 袋井市・川崎市・熊本県・イギリスなど他自治体・他国の先進事例を複数引用し、建設的な提案につなげている
- 環境・教育・福祉・子どもの権利という市民生活に密接な多様なテーマを横断的に取り上げている
改善できる点
- 福祉基盤整備における相談員の正規職員化や経済的支援の拡充を求める場面で、財源をどこから確保するかという費用対効果の視点が示されていない
- 人工芝の張替えコストへの言及はあるが、全体として財政負担を抑えながら施策を進める具体的な方策の提示は少ない
- 独立アドボカシーの導入など重要な提案についても「検討してまいりたい」との答弁に留まり、具体的な実施時期の確約を引き出せていない
- 具体性・根拠5.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
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