一般質問2024年6月27日令和6年 6月定例会議
所有者不明土地・私道整備と福祉助成拡大を問う
加藤 明徳 議員(公明党相模原市議団)
まちづくり・交通子育て・教育医療・福祉
まとめ
議員は、所有者不明の土地があるために下水道や私道が整備できない問題、学校の校庭に水がたまって体育の授業に支障が出る問題、18歳以上の軽度・中等度難聴者への補聴器助成、加齢黄斑変性という目の病気への医療費助成などを市に求めました。市は、校庭の水たまり対策は来年度夏までに工事をすると約束しましたが、補聴器助成や医療費助成は「研究する」「難しい」という答えにとどまりました。
質問と答え
1. 所有者不明土地と共有私道
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 所有者不明の土地が原因で下水道整備などが進まない問題について、手続の負担軽減や実態把握を求めた。
- 市の答え
- 相談窓口の案内や丁寧な説明に努めるとし、実態把握は難しいため国の動向を見ながら各課で連携していくと答えた。
2. 私道整備の充実
まちづくり・交通否定的な答弁- 議員の質問
- 寄附によらない私道への補修助成制度の創設や、私道での事故に対する保険制度の整備を求めた。
- 市の答え
- 私道は所有者が管理するものであり、助成制度は設けない、道路賠償責任保険も私道は対象外と答えた。
3. 学校グラウンドの雨水対策
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 南大野小学校など、雨の後2日間も水がたまり体育の授業や避難所機能に支障が出ている状況の改善を求めた。
- 市の答え
- 浸透施設のしゅんせつを緊急実施し、来年度夏を目途に抜本的な対策工事を行うと答えた。
4. 補聴器購入費助成の拡大
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 18歳未満と65歳以上にしかない補聴器助成を、18〜64歳の軽度・中等度難聴者にも広げるよう求めた。
- 市の答え
- 他自治体の状況を参考に対象拡大を研究すると答えた。
5. 加齢黄斑変性への支援
医療・福祉否定的な答弁- 議員の質問
- 失明のおそれがある目の病気「加齢黄斑変性」の治療費(保険適用でも1回5万円程度)への助成制度創設を求めた。
- 市の答え
- 指定難病ではないため新たな医療費助成は難しく、国や他自治体の動向を注視すると答えた。
質問の評価
3.2良い質問5点満点(5つの基準の平均)
南大野小学校やUR相模台団地など具体的な現場事例、他市の助成制度事例を示し説得力がある。学校グラウンド対策では工事スケジュールまで引き出せた。一方、補聴器助成拡大や加齢黄斑変性の医療費助成、私道整備助成の創設を求める項目では、財源をどこから確保するかの提案がなく、単独事業拡大を求めるだけになっている点が目立つ。
良かった点
- 南大野小学校やUR相模台団地など具体的な現場事例、千代田区・三鷹市・新潟県など他都市の助成事例を示して説得力を持たせている
- 学校グラウンドの滞水対策について、来年度夏までの工事実施という具体的な前向き答弁を引き出した
- 支援学校卒業後の難聴者や高額療養費に苦しむ患者など、声を上げにくい市民の実情を具体的に取り上げた
改善できる点
- 補聴器購入費助成や加齢黄斑変性の医療費助成の拡大・創設を求めているが、どの事業を見直して財源を確保するかの提案がなく、市単独事業の新設要望にとどまっている
- 私道整備助成制度についても、導入する場合の費用やほかの道路事業との優先順位など費用対効果の検討が示されていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見3.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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