一般質問2024年6月27日令和6年 6月定例会議
PFAS汚染対応と教員性暴力事件の公表姿勢を問う
長谷川 くみ子 議員(颯爽の会)
環境人権・市民活動
まとめ
有害物質PFASの汚染について、より詳しい調査や汚染源企業・米軍への対応強化、水道水の安全確保を求めた。また、教員による性暴力事件で、被害者が求める公表・説明を教育委員会が拒み続け、被害者が退職に至った問題を追及し、謝罪や第三者検証を求めた。市は一部調査の拡大は検討するとしたが、水道検査の支援や事件の公表、第三者検証は行わないとした。
質問と答え
1. PFAS調査と原因特定
環境検討・研究する- 議員の質問
- 汚染が疑われる場所で水だけでなく魚や土壌も調べ、原因となりうる企業に立入調査を行うよう求めた。
- 市の答え
- 法律の規制がなく立入調査は慎重にするが、協力企業とは合同調査をしていると説明。再質問で魚類調査は必要と認め検討するとした。
2. 米軍基地由来の疑いへの対応
環境検討・研究する- 議員の質問
- 基地が原因と疑われる地点について、防衛省・米軍に調査と情報公開、米国基準の順守を求めるべきと質問した。
- 市の答え
- 現時点で国・米軍との情報共有はしていないが、意見交換の場の設置を検討し、原因が確実なら立入調査を要請すると答えた。
3. 水道水の安全と専用水道事業者支援
環境否定的な答弁- 議員の質問
- 地下水を使う専用水道事業者の検査実施状況を確認し、市の衛生研究所での検査支援を求めた。
- 市の答え
- 36施設中回答は8件、実際に検査したのは4施設のみ。市は検査機関の紹介はするが、自ら検査支援を行う予定はないと答えた。
4. 環境基本計画と国への要請
環境前向きな答弁- 議員の質問
- 環境基本計画にPFOA・PFOSを明記し、国の暫定目標値の見直しを強く求めるよう要望した。
- 市の答え
- 次期計画への反映は調査結果を踏まえて検討するとし、環境大臣へ基準設定を要望し前向きな感触を得たと説明した。
5. 性暴力事件の公表・説明拒否
人権・市民活動否定的な答弁- 議員の質問
- 同僚教諭への強制わいせつ事件で、被害者が求める公表・説明をなぜ行わず、退職に追い込んだ認識はあるかを問いた。
- 市の答え
- 初期対応に配慮不足があったと認めたが、当時の指針では失職事案は公表対象でなかったため説明・公表は行っていないとした。
6. 事故防止会議資料への実名記載
人権・市民活動現状の説明のみ- 議員の質問
- 被害者の同意なく本件を事例として全校に配付したことは二次加害ではないか、記載するなら説明もすべきと質問した。
- 市の答え
- 代理人を通じて内容を確認し一部修正したが、教職員への公式な説明は行わないとし、二次加害かどうかには明確に答えなかった。
7. 校長への指示と保護者会不開催
人権・市民活動現状の説明のみ- 議員の質問
- 当初保護者会開催に前向きだった校長の方針が、教育委員会との協議後に変わった経緯を質問した。
- 市の答え
- 加害者への聞き取りで事実確認が十分にできなかったため開催しなかったと説明し、加害者側に立ったわけではないと述べた。
8. 公表指針改正の遡及適用と検証拒否
人権・市民活動否定的な答弁- 議員の質問
- 公表指針が改正されたのに本件に遡って適用せず、謝罪や再公表、第三者検証も行わない理由を質問した。
- 市の答え
- 施行日以降の事案に適用するため遡及はしない、第三者検証や考査委員会の再招集も行わないとの方針を示した。
質問の評価
3.6良い質問5点満点(5つの基準の平均)
PFAS汚染の数値や米国の訴訟事例など根拠は豊富で、事業者協働や第三者検証など具体的な提案もあった。一方で調査拡大や人員予算確保を求めつつ財源の議論はなく、答弁も「検討する」や明確な拒否が多く、成果は限定的だった。
良かった点
- 米国での訴訟事例や具体的な汚染数値を示し、根拠を持って質問を組み立てている
- 事業者との合同調査や説明会の協働実施など、批判だけでなく代わりの案を提示している
- 性暴力事件では被害者の立場に立ち、記録に基づいて一つ一つ矛盾点を突く構成になっている
改善できる点
- 調査拡大や人員・予算確保を強く求めているが、財源をどこから生み出すかの議論がなく、費用対効果の視点が弱い
- 多くの答弁が「検討する」止まりで、専用水道の検査支援や第三者検証など明確に拒否された項目も多く、成果につながっていない
- 具体性・根拠5.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果2.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
- 市民への関わり
要約と評価は AI が会議録をもとに作成したもので、誤りを含むことがあります。評価のしかた