一般質問2024年6月27日令和6年 6月定例会議
次世代技術と税源涵養で持続可能なまちづくりを問う
渡部 俊明 議員(自由民主党相模原市議団)
環境まちづくり・交通行財政・市役所改革経済・産業
まとめ
渡部議員は、次世代型太陽電池(ペロブスカイト)やZEB化など最先端技術の活用、相模原駅北口地区のまちづくり、市の収入を増やす「税源涵養」の取組、各区の観光振興プログラム、職員の人事異動の在り方について質問した。市は技術導入や税源涵養を進める方針を示したが、多くの答弁は「検討する」にとどまった。
質問と答え
1. 次世代太陽電池の導入
環境検討・研究する- 議員の質問
- 学校施設への太陽光発電設置の進み具合や、軽くて曲げられる次世代型太陽電池(ペロブスカイト)の導入を進めるべきではないかと質問した。
- 市の答え
- 学校施設は令和9年度までに順次設置する。次世代型太陽電池は実用化が進めば公共施設への導入が増えると期待していると答えた。
2. 公共施設のZEB化
環境現状の説明のみ- 議員の質問
- 使うエネルギーを実質ゼロにする建物「ZEB」化の取り組み状況と課題を尋ねた。
- 市の答え
- 新築施設は2030年度までに省エネ50%以上を目指す。既存施設は改修時に高性能な設備や断熱材に交換して省エネ性能を上げると答えた。
3. 相模原駅北口の脱炭素まちづくり
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 相模原駅北口地区で次世代型太陽電池などの最新技術を取り入れた脱炭素まちづくりを進めるべきと質問した。
- 市の答え
- 地域で作ったエネルギーを地域で使う仕組みを目指し、デザイン性も考えながら最新技術を柔軟に導入できるよう検討すると答えた。
4. 持続可能なまちづくりの方向性
まちづくり・交通現状の説明のみ- 議員の質問
- 人口減少や高齢化が進む中、新しい視点でのまちづくりが必要ではないかと問いかけた。
- 市の答え
- 新技術やデジタル活用、脱炭素、自然環境との共生などを進めていく必要があると答えた。
5. 税収を増やす「税源涵養」
行財政・市役所改革前向きな答弁- 議員の質問
- 市が自前で財源を増やす「税源涵養」について、これまでの取組と職員の意識向上の方法を尋ねた。
- 市の答え
- 移住定住促進や企業誘致を進めており、今後は効果の高い事業に予算を重点配分する。職員向け研修でも考え方を伝えていると答えた。
6. 各区の観光振興プログラム
経済・産業検討・研究する- 議員の質問
- 緑区中心になっている観光施策を市全体に広げ、市長公約の各区観光振興プログラムを早く具体化すべきと求めた。
- 市の答え
- 各区の特色を生かしたプログラムを検討中で、地域資源をつなぎ周遊性を高める取組を進めると答えた。
7. 職員の人事異動の考え方
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- 事業の継続性を保つため、管理職や若手職員の人事異動を頻繁にし過ぎないようにすべきと求めた。
- 市の答え
- 業務量や継続性に配慮しながら適切に人員配置を行い、若手はジョブローテーションで適性を見ていくと答えた。
質問の評価
3.0ふつう5点満点(5つの基準の平均)
財政指標や祭りの来場者数など具体的な数字を示し、税源涵養という財源確保の視点を重視した点は評価できる。一方で多くの答弁が「検討する」にとどまり、太陽光パネル設置や祭り会館創設など新規事業の財源には触れていない点が目立つ。
良かった点
- 次世代型太陽電池の開発予算(648億円)や財政指標の数値などを示して質問した
- 税源涵養という自主財源確保の視点を一貫して重視した
- 上溝夏祭りを例に祭り会館創設など具体的な地域資源活用案を提示した
改善できる点
- 太陽光発電設備やZEB化、祭り会館創設などの新規投資について、具体的な財源や費用対効果の検討が示されなかった
- 多くの項目で「検討する」との答弁にとどまり、具体的な前進や約束を得られなかった
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見3.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え3.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果2.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
- 市民への関わり3.0 / 5
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