一般質問2024年6月26日令和6年 6月定例会議
解体工事の周知と人権・子供施策を問う
五十嵐 千代 議員(颯爽の会)
まちづくり・交通人権・市民活動子育て・教育
まとめ
五十嵐議員は、旧東清掃事業所の解体工事の説明会や交通安全対策、同性パートナーシップ制度の拡充、DV加害者への支援、子供・若者がまちづくりに参加する仕組みについて質問した。市は工事の周知改善や交通安全対策の強化を約束したが、制度拡充やDV加害者支援、子供参画の仕組みについては「研究する」「国の動向を注視する」との答弁が中心だった。
質問と答え
1. 解体工事の説明会と交通安全
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- 解体工事説明会の周知期間が短かったこと、公園の長期利用制限が十分知られていないこと、給食センター建設と重なる工事車両の交通安全、担当部署の連携不足を指摘した
- 市の答え
- 周知期間への配慮、交通誘導員の配置や台数(1日30台程度)の抑制、多目的グラウンドの案内、関係部署の連携を今後進めると説明した
2. パートナーシップ・住民票の表記
人権・市民活動検討・研究する- 議員の質問
- ファミリーシップ制度や事実婚を含む宣誓制度の拡充、同性パートナーの住民票続柄を『未届の夫・妻』とする運用の導入を検討するよう求めた
- 市の答え
- 横浜市・川崎市と意見交換し研究する、住民票の記載は法令に基づくもので総務省や国の動向を注視するとした
3. DV被害と加害者支援
人権・市民活動検討・研究する- 議員の質問
- DV相談率の低下や加害者相談の少なさを指摘し、相談体制の改善と加害者更生プログラムの市主体での実施を求めた
- 市の答え
- 相談した市民の割合低下を課題と認識し周知強化を図るとしたが、更生プログラムは市主体では実施せず、先行自治体を参考に研究するとした
4. 子供・若者のまちづくり参画
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 子供・若者を権利の主体として位置づけ、計画や条例づくりに継続的・主体的に参画できる仕組みをつくるよう求めた
- 市の答え
- 子どもの権利条例の理念を踏まえ、ワークショップなど単発の取組を進めているが、継続的な参画の仕組みは今後検討するとした
質問の評価
3.0ふつう5点満点(5つの基準の平均)
相談件数やカバー率などの数字、他自治体の先行事例を多く示し具体性は高い。一方で、制度拡充やプログラム実施に伴う財源・費用対効果への言及はほとんどなく、答弁も多くが「研究する」「注視する」止まりで、具体的な前進は限定的だった。
良かった点
- DV相談件数(1,596件)や加害者相談件数(6件)、パートナーシップ制度のカバー率(84.97%)など具体的な数字を示し、根拠に基づいて質問を組み立てた
- 横浜市・川崎市・大村市・倉吉市・世田谷区など多数の他自治体の取組を比較材料として示し、本市の対応を検討するよう求めた
- 解体工事と給食センター建設工事が同時期に重なることで周辺住民の生活にどう影響するかという、現場目線の具体的な問題を取り上げた
改善できる点
- パートナーシップ・ファミリーシップ制度の拡充やDV加害者更生プログラムの実施、子供参画の仕組み構築など予算を伴う要望について、財源や費用対効果への言及がなかった
- 多くの項目で市の答弁が「研究する」「注視する」にとどまり、具体的な制度変更や予算措置の約束を引き出せなかった
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見3.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果2.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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