一般質問2024年6月26日令和6年 6月定例会議
多文化共生・移動支援・通学路安全を問う
岡本 浩三 議員(公明党相模原市議団)
人権・市民活動防災・安全医療・福祉子育て・教育
まとめ
外国人市民への多言語支援や防災対策、高齢者の移動支援、子どもの通学路の安全対策について、現状の仕組みや課題を幅広く質問した。市は国際交流ラウンジの通訳体制や日本語講座、地域おでかけサポート事業、学童通学安全指導員の配置状況などを具体的な数字で説明し、ボランティア確保やスクールガード・リーダー増員など今後の取組方針も示した。
質問と答え
1. 国際交流ラウンジの支援体制
人権・市民活動現状の説明のみ- 議員の質問
- 外国人市民の相談対応、通訳ボランティアの現状、日本語講座の人気状況について聞いた。
- 市の答え
- 7言語のスタッフを配置し、昨年度は通訳ボランティアを126回派遣。日本語講座は人気で定員を超える申込みがあると説明した。
2. 外国人市民の防災・減災対応
防災・安全現状の説明のみ- 議員の質問
- 外国人市民への多言語での防災啓発や、大規模災害時の支援体制について聞いた。
- 市の答え
- やさしい日本語での防災講座や多言語の防災情報を提供し、災害時は国際交流ラウンジに相談窓口を開設すると説明した。
3. 高齢者等の移動支援
医療・福祉現状の説明のみ- 議員の質問
- 高齢者の移動支援の仕組みや地域ごとのニーズ把握、地域おでかけサポート事業の実態とボランティアと利用者のマッチングについて聞いた。
- 市の答え
- コミュニティ交通や地域おでかけサポート事業(13団体へ約297万円補助)を実施し、地域ケア会議でニーズを把握、アドバイザー派遣等で運転手確保を支援していると説明した。
4. 通学路の安全対策
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 通学路の設定方法、危険箇所の対応状況、学童通学安全指導員やスクールガード・リーダーの配置と増員計画について聞いた。
- 市の答え
- 危険箇所148か所中137か所に指導員を配置し、残り11か所は担い手不足と説明。スクールガード・リーダーは将来4名体制を目指すと答えた。
5. 登下校の防犯・ボランティア活性化
防災・安全現状の説明のみ- 議員の質問
- ながら見守り活動の登録状況と、ボランティア活動への「まちのコイン」活用について見解を聞いた。
- 市の答え
- ながら見守りの登録は107人で、まちのコインは既に活用可能であり、今後も周知に努めると答えた。
質問の評価
3.2良い質問5点満点(5つの基準の平均)
通訳ボランティア数や補助金額、危険箇所数など具体的な数字を多く示し実態把握に努めている点は評価できる。一方、ボランティアや指導員の増員要望が多く、財源や予算の裏付けを示す場面がほとんどなく、費用対効果の観点が弱い。答弁も多くが現状説明にとどまり、具体的な新しい約束を引き出した場面は少ない。
良かった点
- 通訳ボランティア数、補助金額、危険箇所数など具体的な数字を引用し実態に基づいた質問をしている
- 多文化共生、高齢者の移動支援、児童の通学路安全という市民生活に密接な複数テーマを取り上げている
- 自治会での外国人市民参加の防災訓練という現場の好事例を紹介し、他地域への共有を提案している
改善できる点
- ボランティアや指導員の増員、事業拡充を求める項目が多いが、財源や予算の裏付けについての言及がなく費用対効果の検討が不足している
- 要望や意見聴取で終わる項目が多く、実施方法まで具体化した提案は少ない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見3.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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