一般質問2024年12月18日令和6年 12月定例会議
ごみ収集・産業支援・区画整理事業の課題を問う
鈴木 秀成 議員(民主みらい・無所属・地域政党さがみはら)
環境経済・産業まちづくり・交通
まとめ
鈴木秀成議員は、家庭ごみの有料化・戸別収集の効果とコスト、産業支援施設SICの運営実態、麻溝台・新磯野地区の区画整理事業で過去に起きた不正や混乱への対応について質問した。市は、ごみ有料化で15〜20%の減量効果や約9.8億円の収入、戸別収集で約14.5億円のコスト増を試算していると答え、早期に方向性を出すとした。SICについては取組強化が必要と答弁。区画整理事業では、過去の不正への対応や事業費圧縮(541億円→319億円)の経緯が説明された。
質問と答え
1. ごみ有料化・戸別収集
環境検討・研究する- 議員の質問
- ごみ袋の有料化と戸別収集の検討状況、減量効果やコスト、自治会の集積場所管理の負担、カラス・ネズミ被害、収集職員の負担について質問し、早期の導入とロードマップ策定を求めた。
- 市の答え
- 有料化で15〜20%の減量効果、年収入約9.8億円を見込む。戸別収集は作業時間2.1倍、コスト約14.5億円増。差額を含め、早期に方向性を見いだせるよう検討すると答弁した。
2. さがみはら産業創造センター
経済・産業検討・研究する- 議員の質問
- SICの入居率、企業の長期滞在、運営費と賃貸収入、起業家育成の成果、株式上場企業の有無、法人市民税への貢献額を尋ね、民間人材を生かした運営見直しを提案した。
- 市の答え
- 入居率97.9%、運営費約1.7億円、賃貸収入約2.9億円、関連企業の法人市民税等は約660万円。上場企業の実績はないが、今後取組強化が必要と答弁した。
3. 麻溝台・新磯野地区整備事業
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- 過去に起きた土地評価の不正操作や念書の取り交わし、資金計画見直しの遅れ、職員の精神的負担、清水建設との紛争解決の経緯、事業費圧縮(541億円→319億円)の評価について確認した。
- 市の答え
- 事業再開後は職員主体で計画を見直し、不適切な念書は履行していない。紛争は4億円で和解し、事業費を圧縮して市費約210億円を削減したと説明した。
質問の評価
3.8良い質問5点満点(5つの基準の平均)
ごみの減量率・収入・コストやSICの運営費・入居率、区画整理事業費の圧縮額など数字に基づく詳細な質問が多く具体性は高い。民間人材活用などの提案もあった一方、戸別収集の年5億円規模の財源確保策は示されず、答弁も「検討してまいりたい」が中心で成果は限定的だった。
良かった点
- ごみ減量効果(15〜20%)やコスト(戸別収集で14.5億円増)など具体的な試算を引き出し、政策判断の材料を示した
- 麻溝台・新磯野地区の過去の不正事案(念書、土地評価操作)について再開後の対応を一つずつ確認し、改善状況を明らかにした
- SICについて商工会議所や上場企業など専門人材の運営参加という具体的な改善提案を行った
改善できる点
- 戸別収集導入により年5億円規模の追加財政負担が見込まれると指摘したが、どの財源を使うかという具体策は示されなかった
- 麻溝台・新磯野事業に関する最後の要望は「全庁一丸で取り組む」という抽象的な内容にとどまった
- 具体性・根拠5.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え3.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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