一般質問2024年12月17日令和6年 12月定例会議
同性婚記載・組織改革・AED・教員不祥事を問う
五十嵐 千代 議員(颯爽の会)
人権・市民活動行財政・市役所改革防災・安全子育て・教育
まとめ
五十嵐議員は、同性カップルの住民票記載、職員が働きやすい組織づくり、駅のAED設置、教員のわいせつ事件への対応について質問しました。市は多くの項目で「検討する」「注視する」と答え、AED設置や研修見直しでは一部前向きな返答がありましたが、同性カップルの住民票記載は国の通知に沿う考えを示しました。
質問と答え
1. 同性カップルの住民票記載
人権・市民活動否定的な答弁- 議員の質問
- 横須賀市などのように同性カップルを「夫(未届)」と住民票に記載する対応を、相模原市も自治体の判断でできないか問いました。
- 市の答え
- 総務省が「同居人」と記載するよう通知したため、国の動向を注視するとの答えでした。横須賀市を参考にした独自の検討は行っていないことが確認されました。
2. 組織のDE&I(公平性)推進
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- ダイバーシティに加え「公平性(エクイティー)」の視点を組織に浸透させる必要性と、テレワークなど多様な働き方の推進について尋ねました。
- 市の答え
- 公平性の重要性は認識しており意識醸成に努めるとしましたが、テレワーク利用率は年々下がっており、改善に努めるという答えにとどまりました。
3. 職員のエンゲージメント向上
行財政・市役所改革前向きな答弁- 議員の質問
- 職員の離職防止や働きがい向上のため、エンゲージメント(仕事への熱意や組織への愛着)を調査し、向上策を進めるべきと提案しました。
- 市の答え
- 11月に約3200人の職員を対象にアンケートを試行実施し、今年度中に結果を分析して各部署にフィードバックすると答えました。
4. 鉄道駅へのAED設置
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 乗降客数の多い矢部駅・古淵駅などにAEDがない現状を指摘し、町田市と共同で鉄道会社に設置を要望すべきと提案しました。
- 市の答え
- 鉄道会社は設置を検討中と回答しており、町田市とも情報共有し協力して取り組めるか意見交換していくと答えました。
5. 教員間わいせつ事件の再発防止
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 教員同士で起きたわいせつ事件を受け、同僚間の性暴力に特化した研修や、処分・公表の仕組みの見直しを求めました。
- 市の答え
- これまでの研修は児童生徒への性暴力が中心でしたが、同僚間の事例を使った研修を来年度から取り入れると答えました。失職事案は原則公表する方針に改めたことも説明しました。
質問の評価
3.2良い質問5点満点(5つの基準の平均)
他都市の事例や乗降客数などの具体的データを多く示し、AEDや教員研修では町田市との共同要望や来年度研修反映という一歩進んだ答弁を引き出した。一方、住民票記載やDE&I関連の制度拡充要望では財源への言及がなく、費用対効果の検討が弱い点が目立つ。
良かった点
- AEDについて乗降客数の具体的データを示し、町田市との共同要望という実行可能な提案を行い、意見交換するとの答弁を引き出した
- 教員間わいせつ事件の再発防止について、北海道教育委員会の具体的な研修手法を示し、来年度研修に取り入れるという前向きな答弁を引き出した
- 横須賀市・大村市・三豊市など複数の自治体事例を具体的に示し、比較検討の根拠を明確にしている
改善できる点
- DE&I推進で挙げた育児短時間勤務の対象拡大や休暇制度の拡充、費用助成などの提案には、財源や費用対効果についての言及がなかった
- AED設置拡大やテレワーク推進の要望においても、コストや財源の視点がほとんど示されていない
- 住民票記載の問題では、国の通知への批判は述べたが、自治体として取り得る具体的な代替策までは提示されていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見3.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
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