一般質問2024年12月17日令和6年 12月定例会議
公文書管理・報道対応・スポーツ支援・まちづくり等を広く質問
大八木 聡 議員(自由民主党相模原市議団)
行財政・市役所改革文化・スポーツまちづくり・交通経済・産業
まとめ
大八木議員は、市の公文書をデータで正しく保存する方法や、テレビ報道への市の対応、子供のスポーツ施設の無料化、相模原駅北口のまちづくり、道路の雑草対策、津久井湖観光センターの再整備など幅広いテーマを質問した。市は多くの項目で「検討する」と答え、一部は前向きな方針を示した。
質問と答え
1. 電子公文書の原本性確保
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- 電子化が進む公文書が改ざんされていないことを証明する仕組みが必要ではないか、マイクロフィルムと同様の規程を電子文書にも作るべきではないかと尋ねた。
- 市の答え
- 編集権限を一部職員に限定し研修も実施しているが、改ざん防止の証明は今は付与していない。今後、仕組みを検討していくと答えた。
2. 誤解を招く報道への市の対応
行財政・市役所改革否定的な答弁- 議員の質問
- 税収減で法定受託事務ができなくなるかのような報道が市民に誤解と不安を与えたとして、訂正や庁内対応ルールの整備を求めた。
- 市の答え
- 報道に明らかな誤りはなかったという立場を崩さず、ハンドブックで対応し必要に応じて改訂すると答えた。
3. メディアリテラシー向上と広報専門官
行財政・市役所改革否定的な答弁- 議員の質問
- SNS時代に備え、職員・市民のメディアリテラシー向上の取組と、報道対応の専門知識を持つ外部人材(専門官)の設置を求めた。
- 市の答え
- 職員研修や学校での情報モラル教育は行っているが、専門官の設置は現在考えていないと答えた。
4. 子供のスポーツ施設利用料無料化
文化・スポーツ検討・研究する- 議員の質問
- 保護者の経済的負担を減らすため、子供が主体のスポーツ団体の施設利用料を無料化する政治判断をしてほしいと求めた。
- 市の答え
- 負担軽減は支援になり得るが、対象団体の基準や子供の割合の確認方法など運用上の課題があると答えた。
5. トップ選手・チームへの経済支援充実
文化・スポーツ検討・研究する- 議員の質問
- 遠征費など経済的負担が大きいトップ選手やホームタウンチームへの支援充実と、出場奨励金制度の金額拡充・周知を求めた。
- 市の答え
- 既に遠征費助成やスポンサーマッチング制度があると説明し、奨励金については周知や支援の在り方を検討すると答えた。
6. 相模原駅北口まちづくりとスタジアム構想
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 民間事業者からの提案をどのような体制・視点で精査するか、地域経済活性化やシビックプライドの視点、商業施設と複合化したスタジアム構想の可能性について尋ねた。
- 市の答え
- 学識経験者による審査・検討委員会で専門的に審査し、地域経済活性化の視点も重要と認識。スタジアムは賑わいが期待できる一方、財政負担や周辺影響の課題もあると答えた。
7. 相原大沢線第4工区の整備
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- 地域住民が長年待ち望む道路工事の進捗と完成見込み、住民への情報提供の方法を尋ねた。
- 市の答え
- 町田市側の用地取得が整えば着工し、令和12年度の供用開始を目指すと具体的に答え、説明会等で情報提供すると答えた。
8. 道路の雑草対策と土系舗装材
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 景観を損ねる防草シートに代え、長期的な財政負担を抑えられる土系舗装材の活用を検討すべきと提案した。
- 市の答え
- 耐久性や費用面の課題はあるが、ヒートアイランド対策や景観面で有効なため、適した箇所での活用を検討すると答えた。
9. 津久井湖観光センターの再整備と使用期限
経済・産業検討・研究する- 議員の質問
- 県からの移譲提案への評価や協議状況、運営団体や従業員への影響を考慮し使用期限を延ばすよう県に働きかけるべきと求めた。
- 市の答え
- 移譲を基本に県と協議を進めており、使用終了にあたっては地域への影響を踏まえて協議していくと答えた。
質問の評価
3.2良い質問5点満点(5つの基準の平均)
多様な分野で具体例や制度の課題を示し、土系舗装材や専門官設置など建設的な提案も複数あった。一方、スポーツ施設無料化などで財源への言及がなく、答弁も「検討する」段階が多く、具体的な前進は一部(相原大沢線の年次目標、観光センター移譲方針)に限られた。
良かった点
- 専門官設置や土系舗装材の活用など、現状批判に終わらず代わりとなる具体策を複数提示している
- 公文書管理や報道対応など、行政の透明性・信頼性に関わる視点を独自に掘り下げている
- 横浜市との協定や県との協議など、他団体との関係性にも目を向けた質問をしている
改善できる点
- 子供のスポーツ施設利用料無料化を求める際、財源や見直すべき事業への言及がなく、費用対効果の視点が弱い
- 切り取り報道への対応では「訂正すべき」という主張が中心で、再質問も市の認識を問う内容が多く、具体的な制度改善提案が少ない
- 奨励金拡充やアスリート支援の充実を求める項目でも、必要な財源規模や優先順位についての言及がない
- 具体性・根拠3.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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