一般質問2024年12月16日令和6年 12月定例会議
教員の働き方改革と不登校支援を問う
松浦 千鶴子 議員(民主みらい・無所属・地域政党さがみはら)
子育て・教育行財政・市役所改革医療・福祉文化・スポーツ
まとめ
松浦議員は、先生の働き方改革を進める組織づくり、学校と保護者の連絡のデジタル化、学校で集めるお金のキャッシュレス化、学校に行けない子どもへの支援や経済的負担の軽減、モルックというスポーツの普及について質問しました。市は、連絡用の無料アプリを年内に知らせることや、不登校の情報をまとめたリーフレットを来年度配ることなどは前向きに答えましたが、お金の補助や専門の支援員の配置については「検討する」「国や県の動きを見る」という答えにとどまりました。
質問と答え
1. 働き方改革の組織体制強化
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 若手教員からの提言を受け、働き方改革を進める専門の組織(課)をつくるべきだと求めた。
- 市の答え
- 教育長は、学校や教員の働き方改革を横断的に進める組織の設置について検討していると答えた。
2. 学校と保護者の連絡デジタル化
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 欠席連絡やお便りの連絡方法が学校ごとに違い、保護者や先生の負担になっているため、デジタルで統一してほしいと求めた。
- 市の答え
- 市は、欠席連絡とお便りの両方の機能を持つ無料の連絡アプリを年内に学校へ知らせ、使える環境をつくると答えた。
3. 学校徴収金のキャッシュレス化
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- 教材費などの集金方法が学校ごとに違い、現金集金だと先生の負担が大きいため、民間委託でキャッシュレス化を進めるよう求めた。
- 市の答え
- 市は、未納家庭への催促事務や保護者の手数料負担が課題だと説明したが、具体的な導入方針は示さなかった。
4. 不登校の保護者への情報提供
医療・福祉前向きな答弁- 議員の質問
- 不登校の相談先や支援の情報が分かりにくいため、保護者にきちんと情報が届くようにしてほしいと求めた。
- 市の答え
- 市は、相談窓口や居場所の情報をまとめたリーフレットを作り、来年度から学校を通じて全家庭に配る準備をしていると答えた。
5. フリースクール利用料の補助
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- フリースクールに通う家庭は月約3万円の負担があり、住む自治体によって補助の差があるため、利用料の補助制度をつくるよう求めた。
- 市の答え
- 市は他市の例を調査しているが、具体的な導入は約束せず、国や県の動向を見ながら検討を続けるとした。
6. 不登校の地域支援体制・総括支援員
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 教育委員会だけでは支援が届かない子どもが多いため、福祉・子育て部門と教育をつなぐ「不登校総括支援員」を配置するよう求めた。
- 市の答え
- 市は、国が一部自治体で試行する動きを注視しつつ、既存のスクールソーシャルワーカー等で対応すると答えた。
7. モルックの普及・市民大会開催
文化・スポーツ検討・研究する- 議員の質問
- 人気が高まっているスポーツ「モルック」について、幅広い世代が交流できる市民大会を開催してほしいと提案した。
- 市の答え
- 市はスポーツ推進委員を中心に普及活動を進めており、今後市全体でニュースポーツの普及に取り組むと答えたが、市民大会開催の明言はなかった。
質問の評価
3.4良い質問5点満点(5つの基準の平均)
欠席連絡や学校徴収金の学校数・割合、フリースクール利用料、他市事例など具体的根拠を多く示し、アプリ導入や総括支援員設置など代替案も提案している点は評価できる。一方、フリースクール補助や教育予算増額を求める項目で財源への言及がなく、答弁の多くも「検討する」「国・県の動向を注視する」に留まったため、全体としては平均的な水準の質問と判断した。
良かった点
- 学校徴収金の集金方法別の学校数や欠席連絡のデジタル化の割合など、具体的な数字を基に質問を組み立てている
- 東京都の助成制度や函館市のモルック世界大会など、他自治体の事例を比較材料として提示している
- 問題点の指摘に終わらず、連絡アプリの統一、民間委託によるキャッシュレス化、不登校総括支援員の設置など具体的な代替案を示している
改善できる点
- フリースクール利用料の助成制度創設や教育予算の増額を県・国に求めているが、財源をどこから確保するかについて触れていない
- 学校徴収金の民間委託によるキャッシュレス化を要望しているが、委託に伴うコストや費用対効果の検討が示されていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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