一般質問2024年12月16日令和6年 12月定例会議
地図情報の一元化とペット飼育トラブル対応を問う
仁科 なつ美 議員(立憲民主党)
行財政・市役所改革環境
まとめ
仁科議員は、バラバラになっている市の地図情報(都市計画・防災など)を1つにまとめて見やすくする「統合型GIS」の導入や、地図とデータを組み合わせて政策を考える仕組み(EBPM)の活用を提案しました。また、犬や猫を不適切に飼う人への対応についても、相談から改善までの流れや長期化事案について質問しました。市は多くの点で「検討していく」と答えましたが、具体的な実施時期などは示されませんでした。
質問と答え
1. 地図システムの統合
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- 都市計画の地図と防災マップなど、別々に公開されている地図情報を1つに統合できないか提案した。
- 市の答え
- 市長は情報発信の向上につながるとして、システムの更新時期を踏まえながら検討を進めると答えた。
2. 地図を使った市民向け情報発信
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- 観光地やお祭り、公共施設、用途地域などを1枚の地図上にまとめて見られる新しい情報発信の仕組みを作るべきと提案した。
- 市の答え
- 地図上での情報掲載は分かりやすい発信につながるとして、仕組みづくりを検討すると答えた。
3. データに基づく政策検討(EBPM)
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- 住所や年代などのデータを地図に重ねて高齢者の多い地域や将来の人口変化を見える化し、感覚ではなくデータに基づいて政策を考えるべきと提案。GPSを使った人の流れのデータ活用も提案した。
- 市の答え
- 地図上での分析は施策検討に効果があるとして課題整理に努めると答えた。GPSデータは市では持っておらず購入が必要なため、活用例はまだ少ないとした。
4. 動物の不適正飼養への対応
環境現状の説明のみ- 議員の質問
- 臭いや鳴き声など動物の不適切な飼育に関する相談が年間600〜700件超ある中、面会できない場合や指導に従わない飼い主への対応、1年以上改善しない事案への対応を問い、段階的な対応や人員確保を求めた。
- 市の答え
- 訪問の時間や曜日を工夫して面会に努め、面会できない場合は文書で報告を求める。虐待が疑われる場合は警察と連携する。これまでに1年以上対応が続いた事案もあったと説明した。
質問の評価
3.4良い質問5点満点(5つの基準の平均)
デモ資料や相談件数(年間600〜700件超)など具体的な根拠を示し、建設的な提案も多かった。一方でGISシステム導入や人員増強にかかる費用・財源への言及がなく、答弁の多くも「検討する」止まりで具体的な実施時期や予算の約束は得られなかった。
良かった点
- 統合型GISのデモ画面を作成して具体例を示し、分かりやすく提案した
- 動物飼育トラブルの相談件数(令和3〜5年度で600〜700件超)など具体的な数字を根拠に質問した
- 面会できない場合の対応や虐待疑いへの対応など、現場の実務に即した再質問を重ねた
改善できる点
- GISシステム統合や動物愛護の人員確保を求めたが、その費用や財源についての言及がなかった
- 市の答弁の多くが「検討する」「課題を整理する」にとどまり、具体的な実施時期や予算の明言が得られなかった
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
- 市民への関わり4.0 / 5
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