一般質問2024年12月16日令和6年 12月定例会議
キャンプ淵野辺跡地の整備と結婚・出産支援を問う
西田 悠人 議員(自由民主党相模原市議団)
まちづくり・交通文化・スポーツ子育て・教育医療・福祉
まとめ
西田議員は、米軍から返還されたキャンプ淵野辺跡地(留保地)の整備計画の進み具合や淵野辺公園のトイレ改修、銀河アリーナの今後の使い道を質問しました。また少子化対策として、婚活イベントや妊婦健診の助成、出産費用の実態などについても質問。市は公園のトイレ改修など一部で具体的な予定を示しましたが、多くは「検討する」という答弁にとどまりました。
質問と答え
1. 留保地整備計画の進捗・見直し
まちづくり・交通否定的な答弁- 議員の質問
- 一度中止になった留保地(Yゾーン)の整備検討を、行財政改革プラン終了後に再開するか、13年前の計画を見直すかを質問
- 市の答え
- 令和9年度までは検討・調査・国との協議を行う予定はない。計画の見直しは社会情勢や市民ニーズを踏まえ必要に応じて検討する
2. X・Yゾーンのこれまでの活用
まちづくり・交通現状の説明のみ- 議員の質問
- 留保地のうちXゾーン・Yゾーンがこれまでどのように使われてきたかを質問
- 市の答え
- Xゾーンは散策路や研究機関の調査地として、Yゾーンはイベント会場や臨時駐車場として活用してきた
3. 淵野辺公園のトイレ・コース改修
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- 遅れている公園のジョギングコース・トイレ改修の進み具合と、ほかのトイレの改修も求めた
- 市の答え
- 今年度中にジョギングコース改修、来年度に樹林広場のトイレ改修とふわふわドーム整備を実施予定。ほかのトイレも計画的に改修する
4. 銀河アリーナの今後の活用
文化・スポーツ検討・研究する- 議員の質問
- アイススケート場廃止後の銀河アリーナについて、解体の可能性やテニスコート・バスケコートの新設を求めた
- 市の答え
- 建物の継続利用か解体かを含めて検討し、運動公園機能も含め利用者ニーズを聞きながら検討する
5. 未婚・晩婚化対策と出会いの場づくり
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 出生数・婚姻率の推移や未婚理由を聞き、市独自の出会いイベントを地域資源を生かして行うよう提案
- 市の答え
- 出生数・婚姻率は減少傾向で、未婚理由は「適当な相手に出会えない」が最多。市としても独自の取組を検討する必要があると考えている
6. 緑のラブレターの修繕
文化・スポーツ前向きな答弁- 議員の質問
- 老朽化した藤野のシンボル「緑のラブレター」の修繕を、区制15周年に合わせて行うよう求めた
- 市の答え
- クラウドファンディングなども含め財源を確保し、適切な時期に修繕する
7. 結婚後の経済支援
子育て・教育現状の説明のみ- 議員の質問
- 結婚新生活支援事業(引っ越し費用補助)の実績・周知方法を質問し、所得要件の緩和を国に要望
- 市の答え
- 交付決定件数は5件。SNSやチラシ配布などで周知している
8. 妊婦健診の公費助成
医療・福祉現状の説明のみ- 議員の質問
- 妊婦健診の費用と助成額を聞き、自己負担が生じないよう公費助成の拡充を求めた
- 市の答え
- 健診費用の中央値は11万5千円、助成上限は9万円で、差額の自己負担が生じている
9. 出産費用の実態把握
医療・福祉現状の説明のみ- 議員の質問
- 出産育児一時金増額後も出産費用自体が上がっている実態を踏まえ、市内の平均出産費用を質問し、横浜市のような一時金上乗せを要望
- 市の答え
- 国の「出産なび」から算出すると市内平均出産費用は約63万円
10. 周産期の医療体制
医療・福祉現状の説明のみ- 議員の質問
- 産科医・助産師の人数など医療体制の「見える化」の必要性を質問
- 市の答え
- 人口10万人当たりの産科医師数は9.3人(県平均上回る)、助産師数は26.6人(県平均下回る)。ハイリスク妊産婦は県の救急システムで24時間対応
質問の評価
3.4良い質問5点満点(5つの基準の平均)
出生数・婚姻率・妊婦健診費用・出産費用・産科医師数など具体的な数字を多数示し、Xゾーン活用やシティプロモーションで3つの独自提案を行うなど建設的だった。一方、妊婦健診の自己負担ゼロ化や一時金上乗せ、所得要件緩和など歳出増につながる要望が多く、財源への言及が乏しい点が目立った。答弁は多くが「検討する」にとどまった。
良かった点
- 出生数・婚姻率・妊婦健診費用・出産費用・産科医師数など具体的なデータを示し、根拠に基づいて質問している
- Xゾーンの活用についてJAXA連携・博物館拡充・宇宙科学館設立という3つの具体的な提案を行っている
- 緑のラブレターなど地域資源を生かしたシティプロモーションの提案など、独自性のある提言をしている
改善できる点
- 妊婦健診の自己負担ゼロ化、出産育児一時金の上乗せ、所得要件の緩和など歳出増につながる要望が多いが、財源の確保策への言及がない
- 婚活イベントの独自実施や複数公園トイレの改修拡大など予算を伴う要望について、費用対効果の検討が示されていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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