一般質問2025年3月18日令和7年 3月定例会議
ふるさと納税から葬儀まで、多角的に迫る一般質問
関根 雅吾郎 議員(民主みらい・無所属・地域政党さがみはら)
行財政・市役所改革子育て・教育文化・スポーツまちづくり・交通防災・安全医療・福祉
まとめ
ふるさと納税の手数料問題、市職員の婚活・親睦、補給廠跡地への高層マンション誘致による税収増、温暖化対策、火葬・土葬のあり方、歩道の段差など幅広いテーマを質問。市は多くの項目で現状説明や慎重検討にとどまり、前向きな約束はアニメ関連の文化庁への働きかけ程度だった。
質問と答え
1. ふるさと納税の手数料問題
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- ふるさと納税のポータルサイト利用で寄附額の約1割(約8000万円)が手数料として民間企業に取られている。自治体サイトで商売させない仕組みや国の交付税措置を求めた。
- 市の答え
- 国も経費負担を課題と認識し制度改革に取り組んでおり、今後も国やサイト運営事業者の動向を注視し、必要に応じて国に働きかけると答えた。
2. 職員の婚活・親睦会
行財政・市役所改革否定的な答弁- 議員の質問
- 市民向け婚活イベントを行うなら、まず消防・教員・一般職を含む市職員全体を対象に宿泊研修や親睦会を実施すべきと提案した。
- 市の答え
- 結婚は個人の自由な意思によるもので推奨は考えていない。消防・教員の宿泊研修参加は業務体制の違いから難しく、既存の同好会等での交流を促すとした。
3. 少子化対策の実態
子育て・教育現状の説明のみ- 議員の質問
- 子育て支援とは別に少子化対策として何をしてきたか質問したが、挙げられた施策は全て子育て支援であり、両者を分けて取り組むべきだと指摘した。
- 市の答え
- こども医療費助成の拡大や結婚新生活支援事業など子育てしやすい環境づくりの取組を説明したが、子育て支援と重複する内容だった。
4. アニメ拠点施設との連携
文化・スポーツ前向きな答弁- 議員の質問
- 淵野辺に整備予定の仮称メディア芸術ナショナルセンターについて、市として文化庁に積極的に働きかけ、単なる保管施設で終わらせないようにすべきと求めた。
- 市の答え
- 国の動向を注視しつつ、本市の文化振興につながるよう働きかけを行うと答えた。
5. 補給廠跡地への高層マンション誘致
まちづくり・交通現状の説明のみ- 議員の質問
- 相模総合補給廠返還地に高層高級マンションを誘致し、固定資産税・市民税の増収を図るべきと提案。にぎわい施設だけでは税収につながらないと指摘した。
- 市の答え
- 住宅整備も一定程度必要だが、業務や商業など多様な機能導入による交流人口拡大も重要とし、南口への経済効果は試算していないと答えた。
6. 温暖化を前提とした適応策
防災・安全現状の説明のみ- 議員の質問
- 温暖化は止められないことを前提に緩和策より適応策を重視すべきと主張し、浸水・土砂災害の危険箇所について住民への注意喚起を求めた。
- 市の答え
- 雨水排水設備整備やハザードマップ公表、マンホール周辺の看板設置などの取組を説明した。
7. 火葬待ちと葬送方法の見直し
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 火葬待ちが長期化する中、土葬霊園の整備や、火葬後の収骨を遺族が選択できる制度を提案した。
- 市の答え
- 土葬霊園整備は予定していない。収骨選択制については市民理解を得ながら慎重に検討するとした。
8. 歩道のスロープ段差
まちづくり・交通現状の説明のみ- 議員の質問
- 歩道から車道へのスロープ先にある段差で高齢者や車椅子利用者が転倒しやすいため、段差のないスロープにすべきと求めた。
- 市の答え
- 視覚障害者が歩車道の境界を識別できるよう一定の段差が必要と説明した。
質問の評価
3.2良い質問5点満点(5つの基準の平均)
多数のテーマで独自の数字や計算(手数料額、マンション世帯数、固定資産税額など)を示し具体性は高いが、提案の多くは財源への言及が薄く、システム改修や新斎場建設などコストを伴う要望も財源を示さず求めている。答弁も検討・現状説明が中心で、前向きな約束を得られたのはアニメ関連のみだった。
良かった点
- ふるさと納税の手数料額やマンション世帯数・固定資産税額など具体的な数字を根拠に議論している
- 補給廠跡地への高層マンション誘致など税収増につながる視点を持った提案を行っている
- 火葬待ちや歩道の段差など、市民の日常生活に直結する具体的な困りごとを取り上げている
改善できる点
- 暮らし潤いさがみはら寄附金のシステム改修や自治会館建て直し費用の寄附制度確立を財源を示さずに要望している
- 新斎場建設や収骨選択制、土葬霊園整備などコストを伴う提案で費用対効果や財源への言及がない
- 職員の宿泊研修拡大や親睦会の提案も、実施コストや効果検証の視点が示されていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見3.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え3.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果2.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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