一般質問2025年3月18日令和7年 3月定例会議
保育DXと財源論、学校施設改修、跡施設活用を問う
務川 慧 議員(自由民主党相模原市議団)
子育て・教育まちづくり・交通
まとめ
保育現場のデジタル化や保育士の処遇改善にかかる費用、学校の雨漏り修繕、閉校するもえぎ台小学校の跡地利用について質問しました。市は情報提供や検討を進めると答え、一部校舎の修繕予定や無償化に必要な予算額などを具体的に示しましたが、多くは今後の検討課題として残りました。
質問と答え
1. 保育現場のデジタル化推進
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 国が進める保育事務の電子化(デジタルプラットフォーム)について、市の評価や、現場への分かりやすい情報提供・対話の進め方を問いました。
- 市の答え
- 国の動向を注視しつつ、専門用語を避けた分かりやすい説明や、現場との対話を重ねていくと答えました。
2. 保育士確保・処遇改善と財源
子育て・教育現状の説明のみ- 議員の質問
- 保育料や給食費の無償化、保育士給与を町田市並みにする場合に必要な予算、家賃補助制度の利用が低い理由を問い、財源確保には税制創設も検討すべきと提案しました。
- 市の答え
- 無償化には年19億円、給食費無償化に10億円、処遇改善に追加4億円が必要と説明し、公平性や財政影響を踏まえ検討すると答えました。
3. 学校の雨漏り・長寿命化改修
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 校舎の雨漏りや長寿命化改修の遅れ(実施率56%)を指摘し、仮設校舎を使った通年工事でコストをかけても改修を早められないか問いました。
- 市の答え
- 長寿命化計画対象外の3校で屋上防水・外壁修繕を実施予定とし、仮設校舎による通年工事の効果を認め、今後検討していくと答えました。
4. もえぎ台小学校跡施設の活用
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 閉校後の跡施設活用の具体案や、周辺の土地区画整理事業のスケジュールと合わせた地域への説明を求めました。
- 市の答え
- 3月のまちづくり会議で考え方を示すが具体的機能は未定とし、区画整理の進展を見ながら地域に情報共有していくと答えました。
質問の評価
4.2とても良い質問5点満点(5つの基準の平均)
予算試算や実施率などの数字を多数示し、税制創設や仮設校舎活用など財源を意識した具体的提案を行った点が評価できる。一方、答弁の多くは検討・情報提供止まりで、仮設校舎の追加財源の確保策までは示されなかった。
良かった点
- 保育無償化・処遇改善の予算を具体的に試算させ、財源として税制創設まで提案するなど、要望だけでなく財源論を正面から論じた
- 仮設校舎設置のコスト(年間約8500万円)を算出し、通年工事による長寿命化計画の前倒し効果と比較して提案した
- もえぎ台小学校跡施設活用について、区画整理事業の認可に最低4年かかる見込みまで確認し、地域への情報提供の必要性を具体的に指摘した
改善できる点
- 保育の無償化や処遇改善の拡充、家賃補助の拡充要望は支出増を伴うが、税制創設は将来的な仮定の話にとどまり、現時点での具体的な財源確保策は示されなかった
- 仮設校舎による通年工事は年間約8億円の一般財源が必要と自ら示したが、その財源をどう確保するかの提案はなかった
- 答弁の多くが「検討する」「情報提供に努める」にとどまり、具体的な実施時期や予算の約束を引き出せた項目は限られた
- 具体性・根拠5.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え4.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
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