一般質問2025年3月18日令和7年 3月定例会議
図書館・公園・子育て・福祉など幅広い市民生活課題を質問
保々 富美子 議員(公明党相模原市議団)
子育て・教育文化・スポーツまちづくり・交通医療・福祉
まとめ
保々議員は、相模大野図書館の子ども向けフロアと公園の連携や授乳室の改善、放置自転車やバスルートの問題、ドッグランの今後、小1の壁や朝の子供の居場所、高齢者の在宅医療・帯状疱疹ワクチンなど幅広いテーマを質問。市は一部で前向きな改善(おむつ替えスペース設置予定など)を示したが、多くは「検討・研究する」という答弁だった。
質問と答え
1. 図書館こどもの本フロアと公園連携
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 相模大野図書館のこどもの本フロアを起点に、隣接する公園や子育て広場と連携し、専門スタッフに相談できる体制や駐車場無料化ができないか問うた。
- 市の答え
- 公園との連携を進め、子育て広場のスタッフにつながる体制を整える。駐車場無料化は他利用者との公平性の観点から課題がある。
2. 授乳室・おむつ替えスペース改善
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 図書館や公園で授乳やおむつ替えの際に職員に声をかける必要があり、プライバシーが確保できない現状の改善を求めた。
- 市の答え
- 図書館は専用スペース設置が難しいが案内表示等を改善。公園は令和7年度のトイレ改修でおむつ替えスペースを設置予定。
3. ラウンジシンフォニーの活用
文化・スポーツ検討・研究する- 議員の質問
- 営業日が不定期で利用しづらいグリーンホールのラウンジシンフォニーについて、契約内容と、読書・学習スペースとして日常的に活用できないか問うた。
- 市の答え
- 障害者就労訓練の場として1年ごとに使用許可を更新している。運営事業者に読書・学習スペースとしての活用意向を確認する。
4. 相模大野駅北口の放置自転車
まちづくり・交通現状の説明のみ- 議員の質問
- 駐輪禁止スペースに短時間利用者の自転車が並ぶ状況への市の認識と対策を問うた。
- 市の答え
- 放置自転車が多い場所と認識しており、夜間・休日の移動強化など対策を続ける。
5. 相模大野駅北口行きバスのルート変更
まちづくり・交通否定的な答弁- 議員の質問
- 交差点での右折による渋滞や道幅の狭さの危険性から、バスルートを県道へ変更し停留所を移設できないか問うた。
- 市の答え
- ルート変更は改善策の一つと認識し協議したが、県道上に安全なバス停の適地がなく課題がある。
6. 麻溝公園ドッグランイベントの検証
文化・スポーツ検討・研究する- 議員の質問
- 期間限定で試行したドッグランの実証結果と評価、アンケートを踏まえた今後の検討、水飲み場設置を問うた。
- 市の答え
- 133組利用、8割が再実施希望で一定のニーズに応えたと認識。水飲み場設置は今後の検討課題とする。
7. パパの産後鬱への支援
医療・福祉現状の説明のみ- 議員の質問
- 父親の産後鬱が増加する中、現在の母親・父親教室などの取組だけで十分か問うた。
- 市の答え
- 妊娠届出時やこんにちは赤ちゃん事業で父親の状況も把握し、必要に応じ医療機関を案内している。
8. 小1の壁の解消
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 昨年要望したニーズ調査の状況や、担当課の明確化、特別教室・余裕教室の活用状況、児童クラブの開設時間の前倒しを問うた。
- 市の答え
- 令和7年度にニーズ調査を実施し、新設の放課後児童対策課が担当。4か所で特別教室等を児童クラブに活用し、さらなる学校施設活用を検討する。
9. 朝の子供の居場所づくり
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 共働き家庭増加に伴い、朝の校庭開放や子供の預かりの実施を改めて求めた。
- 市の答え
- 人材確保や学校施設管理などの課題があり、他自治体の事例を研究していく。
10. 児童館トイレの改修
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 老朽化した児童館の男女共用トイレについて、防犯上の懸念から改修を求め、事業債活用での費用を問うた。
- 市の答え
- スペース確保や設備見直しが課題。個々の改修費用は算定しておらず、公共施設マネジメントに基づき検討する。
11. 在宅医療・介護連携支援センターの取組
医療・福祉現状の説明のみ- 議員の質問
- センター設置5年を経た取組状況と、連絡ツール「わたしの連絡帳」発行の経緯を問うた。
- 市の答え
- 相談窓口運営や多職種研修などに取り組み、支え手帳の実践を経て本年2月から全市で連絡帳を拡充した。
12. 帯状疱疹ワクチンの定期接種
医療・福祉前向きな答弁- 議員の質問
- 令和7年度から定期接種となる帯状疱疹ワクチンについて、初年度の接種率見込みと周知方法、ワクチン選択への情報提供を問うた。
- 市の答え
- 接種率は20%を見込み、封書で案内し、発症予防効果や副反応等を丁寧に周知する。
質問の評価
3.2良い質問5点満点(5つの基準の平均)
図書館・公園・交通・子育て・高齢者福祉と幅広いテーマを、他都市事例やアンケート数値を交えて具体的に質問している点は評価できる。一方で駐車場無料化やトイレ・授乳室整備など支出を伴う要望の多くで財源の言及がなく、答弁も「検討・研究」止まりが目立つ。
良かった点
- 富山市や横浜市の先進事例、オーストラリアのワクチン導入事例など他都市・他国の具体的な実績を根拠に提案している
- 図書館・公園・交通・子育て・高齢者福祉など市民生活に密着した多岐にわたるテーマを取り上げている
- ドッグランイベントについて利用組数(133組)や再実施希望率(8割)など具体的なアンケート結果を基に今後を議論している
改善できる点
- 相模大野図書館の駐車場無料化や授乳室・おむつ替えスペースの新設・改修を求める項目で、財源や既存事業の見直しについて触れておらず、費用対効果の視点が弱い
- 児童館トイレ改修で事業債の活用を問うたが、改修費用の見積もりがないまま要望しており、具体的なコスト感が示されていない
- 多くの項目で答弁が「研究する」「検討する」にとどまり、具体的な実施時期や予算付けまで引き出せていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見3.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
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