一般質問2025年6月30日令和7年 6月定例会議
都市部の移動支援・農業支援・道路安全を問う
鈴木 秀成 議員(民主みらい・無所属・地域政党さがみはら)
まちづくり・交通農林・中山間地域文化・スポーツ防災・安全
まとめ
鈴木議員は、都市部の高齢者や障害者の移動手段を確保するための定額タクシー制度や自動運転の導入、農業者への補助拡充、ビニールハウスでの資材保管ルール、公共施設の公平利用、大和市境の危険な交差点や死亡事故現場の安全対策などを幅広く質問した。市は、定額タクシー制度は費用面の課題があるとしつつ小さな交通の充実を検討するとし、自動運転は企業と意見交換を進めていると回答。農業支援や道路安全については、実態を踏まえながら検討・対策を進めると答えた。
質問と答え
1. 都市部の移動手段確保
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- バス減便や運転士不足の中、高齢者や障害者の移動手段が不足している。既存の乗合タクシーやグリーンスローモビリティでは不十分なため、月額5000円のタクシー乗り放題制度や自動運転の導入を求めた。
- 市の答え
- 乗合タクシーの実証実験は稼働率21.2%で持続可能性に課題があり、タクシー乗り放題は年間35億〜115億円規模の費用がかかると回答。自動運転は市長自らトップ企業と意見交換していると答えた。
2. 稼げる農業と認定農業者支援
農林・中山間地域検討・研究する- 議員の質問
- 米不足や農業者の高齢化を背景に、稼げる農業を目指す農業者への支援、認定農業者の機械購入補助(上限300万円)の見直し、ビニールハウス内の資材保管ルールの柔軟化、農地集約のための境界くいの扱いについて見解を求めた。
- 市の答え
- 認定農業者への支援は実態に合わせて検討するとし、ビニールハウス内の資材保管は建築基準法上認められないと説明。境界くいの扱いは地域計画の話合いの中で検討するとした。
3. 小型農機の燃料供給体制
農林・中山間地域検討・研究する- 議員の質問
- 携行缶でガソリンを購入できるスタンドが少なく、高齢の農業者や消防団・自治会の負担になっているとして、市内の販売状況の把握や協力要請を求めた。
- 市の答え
- 市内に74施設のガソリンスタンドがあるが、各店舗の販売方針は把握していないとし、農協と実態把握に努めると答えた。
4. スポーツ施設の公平な利用
文化・スポーツ検討・研究する- 議員の質問
- 深堀中央公園のスポーツ広場が他市クラブに占用され子供が遊べない問題や、予約システムで複数の登録カードを使った不公平な利用について改善を求めた。
- 市の答え
- 子供が自由に利用できる機会の確保や、予約システムの適正な利用に向けた手法を検討すると答えた。
5. 東林地区の道路安全・事故対策
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 大和市境の危険な変則交差点の安全対策、東林地区の道路ネットワーク整備の方針、上鶴間3丁目で発生した自転車死亡事故の再発防止策について質問した。
- 市の答え
- 変則交差点は大和市と連携し路面標示の見直しなどを検討、都市計画道路は大和市の整備計画と整合を図りながら検討するとし、死亡事故現場では路面標示補修や自発光式交差点びょうの設置を進めると答えた。
質問の評価
4.0とても良い質問5点満点(5つの基準の平均)
実証実験の費用や利用実績、タクシー定額制の概算費用など具体的な数字を多数引き出し、政策の実効性を検証した点は評価できる。一方、タクシー定額制や補助金拡充などの支出増を求める項目で財源確保策が示されておらず、多くの答弁が「検討する」止まりである。市民生活に直結するテーマを幅広く取り上げた点は評価できる。
良かった点
- 相模台地区の乗合タクシー実証実験の委託料・運賃収入・稼働率(21.2%)や、タクシー定額乗り放題の概算費用(75歳以上で年間約115億円、80歳以上で約35億円)など具体的な数字を引き出し、政策の費用対効果を可視化した
- トラクター補助の上限300万円と実際の購入額(1000万円超)のギャップなど、現場の実情に基づいた具体的な根拠を示して質問した
- 上鶴間3丁目の死亡事故について、自発光式交差点びょうの設置など具体的な再発防止策を引き出した
改善できる点
- タクシー定額乗り放題制度の導入を要望する際、市が示した莫大な試算額(年間35億〜115億円)を踏まえた上でも、財源をどこから確保するかという具体的な提案がなく「人とお金と時間を投入してほしい」という要望に留まっている
- 認定農業者への補助金の上限額・補助率の見直しを求めているが、見直しに伴う財政負担や財源についての言及がない
- 多くの項目で「検討する」「意見を伺いながら検討する」という答弁に終始しており、具体的な実施時期や予算措置までは引き出せていない
- 具体性・根拠5.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え3.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
要約と評価は AI が会議録をもとに作成したもので、誤りを含むことがあります。評価のしかた