一般質問2025年6月27日令和7年 6月定例会議
不登校対策と教員の働き方、子どもの安全を問う
松浦 千鶴子 議員(民主みらい・無所属・地域政党さがみはら)
子育て・教育行財政・市役所改革防災・安全
まとめ
松浦議員は、不登校対策の国への要望内容や基本方針、教員の長時間労働と産業医面談の少なさ、通学路の安全対策について質問した。市は不登校対策の基本方針づくりやスクールガード・リーダーの増員などを約束したが、産業医面談の改善やこども110番の家の災害時活用は検討段階にとどまった。
質問と答え
1. 不登校対策の国要望と基本方針
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 市長が国に不登校対策の充実を要望した意味や、今年度策定する基本方針の目的・内容を尋ねた。
- 市の答え
- 市長は九都県市での要望の意義を強調し、教育委員会と連携して支援を充実させると説明。基本方針は誰も取り残さない支援を目指して策定するとした。
2. 小学校の登校支援教室の人員配置
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 中学校では教室担当に教員を配置しているため、小学校でも同様に教員配置を進めてほしいと求めた。
- 市の答え
- 中学校への配置が完了した後に小学校の人員配置を検討し、良い事例を共有しながら進めると答えた。
3. ポジティブ行動支援研修の充実
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 子どもの良い行動を伸ばす「ポジティブ行動支援」研修の内容と効果、今後の広げ方を尋ねた。
- 市の答え
- 校長・副校長向け研修をすでに実施し、不登校の割合が下がる効果も出ている。今後も研修を充実させ広げると答えた。
4. 教員の長時間労働と産業医面談
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- 過労死の危険がある長時間労働の教員が多いのに、産業医面談を受ける教員が少ない理由と改善策を尋ねた。
- 市の答え
- 面談は本人の申し出が必要で周知が不十分だったと説明。通知の見直しやオンライン面談の活用で実施率を上げたいと答えた。
5. 通学路危険箇所マップの作成
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 通学路の危険な場所を示す地図づくりが1人の担当者で進まず遅いことを指摘し、効率化を求めた。
- 市の答え
- 担当者を7月から2人に増やし、将来は4人体制にして来年度末までに全小学校分を完成させると答えた。
6. こども110番の家の災害時活用
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 不審者対策の「こども110番の家」を、地震や熱中症など自然災害時にも使えるよう目的を広げてほしいと求めた。
- 市の答え
- 現在は防犯目的のみで、災害対応を加えるには協力者への説明など課題を整理する必要があると答えた。
質問の評価
3.6良い質問5点満点(5つの基準の平均)
過労死ラインを超える教員の割合や産業医面談実施率など具体的データ、他都市の過労死事例を根拠に問題提起し、改善提案も複数示した点は評価できる。一方、人員増や施設拡充を求める項目で財源の具体策にほとんど触れておらず、答弁も多くが検討段階にとどまった。
良かった点
- 過労死ラインを超える教員の時間外労働の割合や産業医面談実施率など具体的な数字を示して課題を明確にした
- 他都市で実際に起きた教員の過労死事例を挙げ、本市にも同様の危険があると訴えた
- 自身の見守り活動の経験から「パッ!撮るん。」の活用など具体的な改善提案を行った
改善できる点
- 校内登校支援教室の人員配置拡充やスクールガード・リーダーの増員を求める際、必要な費用やその財源について触れていない
- 教員確保への国の財政支援を求めつつ、市独自の財源をどう確保するかの具体案は示されなかった
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
- 市民への関わり
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