一般質問2025年6月27日令和7年 6月定例会議
多文化共生と生活保護・交通安全・防災の課題を問う
岡本 浩三 議員(公明党相模原市議団)
子育て・教育人権・市民活動経済・産業医療・福祉防災・安全
まとめ
増え続ける外国人市民への相談体制や子どもの教育支援、生活保護受給者を支えるケースワーカーの負担、自転車事故対策とヘルメット普及、老朽化が進む防災無線の多重化について質問した。市は相談窓口の拡充や交通公園の改修、留学生による情報発信事業の開始、防災無線の再整備検討などを答えた。
質問と答え
1. 外国人市民と児童生徒への支援
子育て・教育現状の説明のみ- 議員の質問
- 外国人市民や外国につながる児童生徒が増える中、学校教育や生活での支援の現状について質問した。
- 市の答え
- 市は国際教室の設置や日本語指導講師の派遣、通訳者の派遣など状況に応じた支援を行っていると説明した。
2. 外国人相談体制と翻訳ディスプレイ
人権・市民活動前向きな答弁- 議員の質問
- 外国人市民の行政手続相談の現状と課題、本庁舎案内窓口への翻訳ディスプレイ設置の実証実験実施を求めた。
- 市の答え
- 国際交流ラウンジや区役所で相談対応しているが人材確保が課題とし、本庁舎案内での実証実験を検討すると答えた。
3. 外国人市民によるSNS発信と誘客
経済・産業前向きな答弁- 議員の質問
- 市内在住の外国人市民にSNSで海外へ本市の魅力を発信してもらい、インバウンド誘客につなげる取組を求めた。
- 市の答え
- 有効な取組と認識し、外国人留学生が本市の魅力や観光情報を発信する事業を来月から開始予定と答えた。
4. 生活保護とケースワーカー体制
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 就労支援の周知、外国人の生活保護の法的位置づけ、ケースワーカーの配置・負担軽減、葬祭扶助の内容について質問した。
- 市の答え
- 就労支援は面談等で案内し昨年度990人が参加、外国人の生活保護は国へ法整備を要望予定、ケースワーカーは基準は満たすが欠員対応が課題で研修等で負担軽減に努めると答えた。
5. 自転車の交通安全対策
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 自転車事故の件数や多発エリア、ヘルメット着用促進策の効果、交通安全教室や児童交通公園の整備、学童通学安全指導員の配置拡大について質問した。
- 市の答え
- 事故件数や着用率の実績(6.6%から10.2%に上昇)を示し、児童交通公園は自転車専用通行帯設置などリニューアル予定、指導員は必要な場所に配置していくと答えた。
6. 防災行政用同報無線の多重化
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 老朽化が進むひばり放送の再整備や、携帯電話網を使うIP同報システムのバックアップ活用、中山間地域の戸別受信機や安否確認の仕組みについて質問した。
- 市の答え
- システム全体の再整備や通信方式を検討中とし、中山間地域の孤立対策地区には衛星電話を配備して安否確認に対応していると答えた。
質問の評価
3.4良い質問5点満点(5つの基準の平均)
外国人市民数や事故件数、ケースワーカー配置数など多くの数字や他都市事例(横浜市・札幌市)を示し、翻訳ディスプレイ設置や出前講座、指導員配置増など建設的な提案も多い。一方、学童通学安全指導員の増員や翻訳機拡大など支出を伴う要望に財源の言及がなく、答弁も「検討」「研究」が中心で具体的な約束は一部に留まる。
良かった点
- 外国人市民数の推移、事故件数、ヘルメット着用率、ケースワーカー配置人数など具体的な数字を多く用いて質問している
- 横浜市・札幌市の生活困窮者支援モデルなど他都市の事例を根拠に、本市の関係機関連携強化を提案している
- 翻訳ディスプレイの本庁舎設置、出前型講座、学童通学安全指導員の配置拡大など、現状把握だけでなく次につながる具体的な提案を複数行っている
改善できる点
- 学童通学安全指導員の配置拡大や翻訳機の導入拡大、ボランティア団体への支援拡充など、支出を伴う要望を複数しているが、財源や既存事業の見直しについては触れていない
- ヘルメット購入費補助の再実施や講習受講者への補助付与を提案しているが、費用対効果や財源確保の具体的な考え方は示されていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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