一般質問2025年6月26日令和7年 6月定例会議
公共工事・ごみ処理・農業政策を幅広く問う
中村 忠辰 議員(公明党相模原市議団)
まちづくり・交通行財政・市役所改革環境農林・中山間地域
まとめ
中村議員は、公共工事の工期を分散させる仕組みや契約後のトラブル対応、リチウムイオン電池による火災防止、使用済み食用油を飛行機の燃料として活用する取組、農業の担い手支援や鳥獣被害対策などについて質問しました。市は、工事の分散は進んでいると説明し、電池回収や燃料活用は今後検討を進めると答え、鳥獣被害対策の予算は実際に増やしたと答えました。
質問と答え
1. ゼロ市債による工事の平準化
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 年度末に工事が集中しないようゼロ市債を活用する工事の件数や、入札で業者が偏らないようにする対策を求めた
- 市の答え
- 昨年度は74件実施し、9割が年度当初から着手できており平準化は進んでいる。業者が偏らない仕組みは今後検討する
2. 設計変更・スライド制度の改善
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- 工事後に設計と現場が合わない場合の業者負担軽減と、資材価格上昇時に使うスライド制度の手続き簡素化を求めた
- 市の答え
- 追加調査の費用はガイドラインに基づき増額対応する。スライド制度は周知を強化するが、手続きの簡素化には触れなかった
3. リチウムイオン電池の火災防止
環境検討・研究する- 議員の質問
- 電池が原因の発火事故を防ぐため、回収拠点の拡大や市民への周知強化、処理施設の安全対策強化を求めた
- 市の答え
- 発火事故は年数件発生している。拠点回収と分別収集の併用や多様な方法での周知を今後検討する
4. 廃食油を航空燃料として活用
環境検討・研究する- 議員の質問
- 家庭の廃食油を航空燃料(SAF)にする「Fry to Flyプロジェクト」への参加や、回収しやすい仕組みづくりを求めた
- 市の答え
- 他自治体の事例を調べ、売却収入への影響も含めて研究する。民間施設と連携した回収も検討する
5. 新規就農者支援と鳥獣被害対策
農林・中山間地域前向きな答弁- 議員の質問
- 新規就農者への機械導入補助の拡充や、増加する鳥獣被害への対応強化、ICTを使った被害状況の把握を求めた
- 市の答え
- 新規就農者への資金・機械補助や技術支援は継続中。電気柵の予算は今年度増額した。ICT活用は今後検討する
6. 農業体験学習と在来大豆のブランド化
農林・中山間地域現状の説明のみ- 議員の質問
- 小学生向け農業体験学習の充実や、津久井在来大豆のブランド化・生産拡大を求めた
- 市の答え
- 体験学習は募集を上回る人気がある。大豆はブランド協議会で生産者らとブランド化に取り組んでいる
質問の評価
3.4良い質問5点満点(5つの基準の平均)
公共工事の平準化やリチウム電池、廃食油活用、農業政策まで幅広く、具体的な数字や他都市事例を示して質問した点は評価できる。一方、新規就農者支援の拡充や回収ボックス設置などを求める際に財源への言及がなく、答弁も多くが「検討・研究する」止まりだった。
良かった点
- 公共工事の平準化や設計変更、スライド制度など現場の実務課題を具体的な件数・期間を示しながら質問している
- 環境省の統計や他市(横浜市・堺市)の「Fry to Fly Project」など他都市の事例を根拠に、廃食油回収の改善策を具体的に提案している
- 鳥獣被害対策の予算が実際に増額されたなど、具体的な成果を引き出している項目がある
改善できる点
- 新規就農者への機械導入補助拡充、廃食油回収ボックスの設置、電気柵補助の増額などを求める一方、どの財源を使うか・将来の負担をどう考えるかの議論がなく、費用対効果への言及が不足している
- リチウム電池の回収体制強化やICT活用による鳥獣被害把握など、多くの項目が「検討する」「研究する」という答弁で終わり、具体的な実施時期や規模の約束までは至っていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
要約と評価は AI が会議録をもとに作成したもので、誤りを含むことがあります。評価のしかた