代表質問2025年6月6日令和7年 6月定例会議
物価高騰から福祉・教育まで幅広く質問
後田 博美 議員(公明党相模原市議団)
医療・福祉子育て・教育経済・産業防災・安全まちづくり・交通文化・スポーツ
まとめ
公明党の後田議員が、物価高騰対策、障害者施設の廃止後の支援体制、クマの出没対策、バス路線の統廃合、プラネタリウムを生かした地域振興、子育て・介護・孤立死対策、教員確保など非常に多くのテーマを質問しました。市は多くの項目で「検討する」「国の動向を注視する」と答え、下水道料金の減免やバス定期券への補助は行わない考えを示した一方、クマよけの電気柵支援やふるさと納税の新しい返礼品などには前向きな答弁もありました。
質問と答え
1. 障害者施設廃止後の支援体制
医療・福祉前向きな答弁- 議員の質問
- 津久井障害者地域活動支援センターが廃止され民間施設に移る中、これまでと同様のサービスや安心して通える支援が続けられるか質問した。
- 市の答え
- 新施設では生活介護と就労継続支援に加え送迎サービスも新設され、きめ細かな支援が継続できると説明した。
2. 民生委員の定数と欠員
医療・福祉現状の説明のみ- 議員の質問
- 民生委員の定数を3名増やす考え方と、現在の欠員状況及び解消に向けた取組を質問した。
- 市の答え
- 1人当たり平均398世帯で国基準内だが欠員は50人あり、負担軽減や広報活動で解消に取り組むと説明した。
3. 小学校統合と跡地利用
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- もえぎ台小学校の廃止に伴う児童への支援策と、統合後の校舎跡地の活用方針を質問した。
- 市の答え
- 統合先の学校との合同交流会や宿泊学習で不安軽減を図り、跡地はまちづくり会議で地域と検討を続けると説明した。
4. 物価高騰対策(食料品・下水道)
経済・産業否定的な答弁- 議員の質問
- 子育て世帯への食料品購入補助の導入や、下水道使用料の減免など生活費負担を減らす対策を求めた。
- 市の答え
- これまでの食材費支援などは継続するが、下水道使用料の減免は行わず相談による分割納付等で対応すると答えた。
5. クマ被害・出没対応
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 熊の目撃情報増加を受け、国の対策パッケージに基づく対応や、出没時の安全確保マニュアルの運用を質問した。
- 市の答え
- やぶ刈りや誘因物除去、電気柵設置支援を継続し、関係機関と連携した危険度別の対応を行うと答えた。
6. バス統廃合と乗合タクシー運賃
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- バス路線統廃合に関する地域説明会の内容と、乗合タクシーの運賃がエリアをまたぐと高額になる問題の改善を求めた。
- 市の答え
- 説明会では運賃や運行時間への要望が出たとし、運賃は加算方式を基本としつつ負担軽減策も検討すると答えた。
7. かなちゃんパス購入費助成
まちづくり・交通否定的な答弁- 議員の質問
- バスの定期券が大幅値上げされたことを受け、高齢者らへの購入費助成の導入を求めた。
- 市の答え
- 財源確保や地域間の公平性に課題があるとして、既存の移動支援策の充実で対応する考えを示した。
8. プラネタリウム活用とふるさと納税
文化・スポーツ前向きな答弁- 議員の質問
- リニューアルしたプラネタリウムを使った体験型のふるさと納税返礼品やネーミングライツ導入を提案した。
- 市の答え
- 操作体験やメッセージ投影を返礼品として導入し、ネーミングライツも検討していくと答えた。
9. 授乳室・搾乳マークの拡充
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 搾乳できますマークの市内事業者への普及や、公共施設の授乳室拡充を求めた。
- 市の答え
- 市施設では掲示済みであり、今後は市内事業者への周知にも取り組むと答えた。
10. 小1の壁・朝の居場所づくり
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 保護者の出勤より登校が遅く子どもが朝一人になる「小1の壁」への、朝の預かり体制整備を求めた。
- 市の答え
- アンケートで保護者が先に出勤する家庭が8%、利用希望が38%と判明し、人材・施設面の課題を踏まえ検討すると答えた。
11. 不妊治療・男性不妊検査の支援
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 出生率低下を踏まえ、不妊治療への市独自助成や男性不妊検査費助成の導入を求めた。
- 市の答え
- 相談日を土日にも拡大したが、助成制度の新設は国の保険適用の動向を注視するとした。
12. 孤立死対策と訪問介護の人材不足
医療・福祉現状の説明のみ- 議員の質問
- 孤立死の実態把握や防止策強化、訪問介護の人材不足・介護報酬引下げへの独自補助を求めた。
- 市の答え
- 孤立死は増加傾向(令和6年度8件)で、アウトリーチ支援リーダー配置などで対応するが、報酬減への独自補助は難しいと答えた。
13. 防災備蓄品のクラウド管理
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 避難所の備蓄品管理を表計算ソフトからインターネットのクラウド型システムに切り替えるべきと提案した。
- 市の答え
- 国が整備したクラウド型物資管理システムへの移行を検討していると答えた。
14. 熱中症対策(給食室・学校)
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 給食室への空調設置や学校への無料冷水機設置など、子どもと職員の熱中症対策強化を求めた。
- 市の答え
- 未設置33校全てにスポットクーラーを配置し改築に合わせ空調整備を進めるが、冷水機設置は衛生管理等の課題整理が必要と答えた。
15. 教員確保と学校事務の効率化
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 35人学級拡大に伴う教員確保策や、学校徴収金のキャッシュレス化・委託化の導入を求めた。
- 市の答え
- 教員未配置は6月時点で小中8校8人あり確保に努めるとし、徴収金のキャッシュレス化は他市事例を調査研究中と答えた。
質問の評価
3.4良い質問5点満点(5つの基準の平均)
他都市の事例や全国調査の数字を多数引用し具体的提案(モデル校、クラウド管理、ネーミングライツ等)を示した点は評価できるが、食料品補助・下水道減免・バス定期券助成・不妊治療助成など財源を示さない支出要望が多く、答弁も「検討」「国の動向注視」「否定的」が目立ち、成果は限定的だった。
良かった点
- クマ被害対策や不妊治療など、他都市の具体的な事例や統計データを根拠に提案している
- プラネタリウムのふるさと納税返礼品化やネーミングライツなど、財源確保につながる提案も含めている
- 福祉・教育・防災・交通など、市民生活に密接に関わる幅広いテーマを取り上げている
改善できる点
- 食料品購入補助、下水道使用料の減免、かなちゃんパス購入費助成、不妊治療・男性不妊検査費助成、RSウイルスワクチン助成など、財源をどこから出すか示さずに補助・助成の新設拡充を求める項目が多い
- 質問項目が非常に多く、一つ一つのテーマについて議論を深める時間が限られている
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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