代表質問2025年6月6日令和7年 6月定例会議
自民党代表質問、施設再編や交通・財政戦略を広く問う
渡部 俊明 議員(自由民主党相模原市議団)
子育て・教育医療・福祉まちづくり・交通防災・安全経済・産業文化・スポーツ行財政・市役所改革
まとめ
自民党会派が市長に、学校の統廃合、民生委員の担い手不足、中山間地域のバス路線再編、アイススケート場や新斎場の整備、相模原駅北口のまちづくりなど、市政のほぼ全分野について現状と今後の方針をたずねました。市側は多くの項目で「検討を進める」「地域と対話しながら進める」と答え、具体的な財源や期限まで示したものは限られました。
質問と答え
1. もえぎ台小学校の閉校・跡地活用
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- もえぎ台小学校を閉校する結論に至った経過と、跡地に校舎などの建物を残す活用ができるか、地域の声を市に伝えられるかをたずねた。
- 市の答え
- 10回の協議を経て再編を決めたと説明し、跡地は行政活用・地域活用・減歩の3エリアに分け、地域とワークショップ等で検討すると答えた。
2. 学校体育館の空調整備
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 体育館への空調整備が全国平均より遅れている中、国の交付金を使った早期整備と市内事業者への発注の両立をどう図るか問うた。
- 市の答え
- リース方式は交付金の対象外など課題があるとし、市内事業者の受注機会にも配慮しつつ具体的な整備手法を検討していると答えた。
3. 体罰・学校の防犯対策
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 部活動での体罰事案や他市の教職員襲撃事件を受け、子どもの声の把握方法や学校の防犯体制の見直しを求めた。
- 市の答え
- 生活アンケートなどで子どもの声を聞いていると説明し、体罰事案を重く受け止め研修を継続する、防犯マニュアルも見直すと答えた。
4. 津久井障害者地域活動支援センター廃止
医療・福祉前向きな答弁- 議員の質問
- センター廃止後、現在の利用者への影響や、これまでの支援機能が維持されるのかをたずねた。
- 市の答え
- 指定管理者が新施設を開設し、利用者全員が継続して支援を受けられ、送迎サービスも加わるなど機能は維持されると答えた。
5. 民生委員の定数と担い手不足
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 民生委員の定数増加の背景にある現場の声と、欠員解消・負担軽減の取組について問うた。
- 市の答え
- 世帯数増加などから定数増の要望があったと説明し、タブレット活用や協力員制度、推薦協力会の委員構成見直しなどで負担軽減と担い手確保を進めると答えた。
6. 新斎場整備の推進体制
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 市営斎場の待ち時間が長い中、なぜ今推進本部会議を設置したのか、整備までのスケジュールをたずねた。
- 市の答え
- これまで想定スケジュールやアクセス道路対策が十分でなかったため体制を強化したと説明し、他市の例から整備には10年程度かかる見込みと答えた。
7. 中山間地域の公共交通再編
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- バス路線の統廃合説明会での住民意見や、運転士不足、通学バスの維持、観光への影響への対応を問うた。
- 市の答え
- 運賃や利用者の声を踏まえ、一部路線は継続、残りは乗合タクシーへの転換を検討。通学はスクールバスのルート見直しで対応すると答えた。
8. 相模原駅北口地区のまちづくり
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 企業誘致の進め方や、スタジアム構想が骨子に入らなかった理由、駅周辺の回遊性確保について見解を求めた。
- 市の答え
- 民間提案は業務系中心で、スタジアムは民設民営の条件に合わず見送ったと説明し、今後も企業誘致や関係者との協議を続けると答えた。
9. 下水道管路の調査と道路陥没対策
防災・安全検討・研究する- 議員の質問
- 埼玉県八潮市の事故を踏まえ、本市の下水道管破損による陥没の発生状況と、今後の点検強化の方針をたずねた。
- 市の答え
- 過去5年で管破損に起因する陥没が7件あったと説明し、点検調査の対象拡大と頻度向上を検討していると答えた。
10. 地籍調査・防災アセスメントの推進
防災・安全現状の説明のみ- 議員の質問
- 災害復旧の備えとして地籍調査の進め方や、首都直下地震に備えた防災アセスメントの状況を問うた。
- 市の答え
- 津久井地域を優先し旧市域は官民境界が概ね確定しているため後回しとする方針を説明し、アセスメントは11月頃に結果を公表予定と答えた。
11. トランプ関税など経済対策
経済・産業現状の説明のみ- 議員の質問
- 米国の追加関税による市内産業への影響と、相談窓口の利用状況、独自製品開発支援の必要性をたずねた。
- 市の答え
- 一部企業で生産調整の動きがあるとしつつ、相談件数に大きな変化はないと説明し、研究開発費補助など既存支援の活用を続けると答えた。
12. アイススケート場と文化振興プラザ
文化・スポーツ前向きな答弁- 議員の質問
- 民設民営が困難という調査結果を受けた今後の方針と、文化振興プラザの検討状況について見解を求めた。
- 市の答え
- 公設民営の方向性を前提に市民アンケートなどを踏まえ検討すると答え、文化振興プラザもアンケート結果や審議会意見を踏まえ検討を進めると答えた。
13. さがみはら都市経営戦略の位置づけ
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- 行財政構造改革プランの要素をどう継承し、総合計画や各事業の見直しにどう反映させるのかをたずねた。
- 市の答え
- 中長期的な財政運営の視点などを継承し、次期総合計画推進プログラムに戦略との連携を図りながら事業見直しを進めると答えた。
質問の評価
3.4良い質問5点満点(5つの基準の平均)
待機児童数や下水道陥没件数、委員会協議10回など具体的根拠を踏まえた質問が多く、分野も広く市民生活に関わる。一方で多くの項目が「検討する」止まりの答弁にとどまり、アイススケート場や新斎場、空調整備など支出を伴う要望で財源確保の具体案を示していない点が目立つ。
良かった点
- 待機児童8名の年齢・地区別状況や下水道陥没7件の深さなど、具体的な数字を踏まえて質問を組み立てている
- 学校統廃合から交通再編、まちづくり、防犯対策まで市民生活に密接なテーマを幅広く取り上げている
- アイススケート場や文化振興プラザについて、調査結果や市民アンケートを踏まえた今後の方向性を具体的に問いただしている
改善できる点
- アイススケート場の公設民営化、学校体育館空調整備の加速、新斎場整備の推進など支出を伴う要望を複数行っているが、どの事業を見直して財源を生み出すかは示されていない
- 多くの項目が「見解を伺う」「状況を伺う」という問いかけに終始し、具体的な代替案や実行手段まで提示した項目は限られる
- 再質問でも多くが現状確認にとどまり、答弁の多くが「検討する」段階で、具体的な期限や数値目標を引き出せた項目は少ない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見3.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え3.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
要約と評価は AI が会議録をもとに作成したもので、誤りを含むことがあります。評価のしかた