一般質問2026年6月29日令和8年 6月定例会議
離婚支援・職員働きがい・文化芸術で市に具体策迫る
五十嵐 千代 議員(颯爽の会)
子育て・教育行財政・市役所改革文化・スポーツ
まとめ
五十嵐議員は、離婚前後の家庭支援、職員の働きがい向上、南市民ホールなど文化芸術施策、夏休み中の子供の食と居場所の4点を質問。市は離婚前セミナーの新規開催や児童館での飲食解禁など一部前進を示したが、ADR費用補助やカウンセリング支援、子供の実態調査のデジタル活用、南市民ホールの機能継承については「検討する」「情報収集する」との答弁にとどまった。
質問と答え
1. 離婚前後の家庭支援
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 離婚前後の家庭への相談・情報提供の充実、親支援セミナーのオンライン化、ADR費用補助、カウンセリング支援の導入を求めた。
- 市の答え
- 今年度初めて離婚前セミナーを実施予定とし、オンライン開催や費用補助は他市事例を情報収集しながら検討するとした。
2. 職員の働きがい向上
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- 離職者やメンタル不調休業者の増加を踏まえ、優先すべき成果指標(KPI)の明確化と、退職者への第三者インタビュー導入などを求めた。
- 市の答え
- エンゲージメントスコアなど指標候補は示したが具体的な目標値は今後検討とし、退職者調査は匿名フォームで実施するとした。
3. 南市民ホールと文化施策
文化・スポーツ検討・研究する- 議員の質問
- 南市民ホール廃止後の代替施設に本格的な舞台・音響機能がない点を問題視し、子供の文化体験の場を保障する施設計画を求めた。
- 市の答え
- 他施設での活動継続支援や交流空間づくりを進めるとしたが、暗転や音響など具体的な機能・規模は今後の検討としている。
4. アートラボはしもと再整備
文化・スポーツ現状の説明のみ- 議員の質問
- 民間事業者の撤退が二度続いたことを踏まえ、民間任せにしない市主体の再整備スキームの検討を求めた。
- 市の答え
- サウンディング型市場調査の結果を踏まえて整備手法を検討するとし、規模縮小の懸念には明確な方針を示さなかった。
5. 夏休みの子供の居場所と食支援
子育て・教育否定的な答弁- 議員の質問
- 夏休み中の食事・冷房不足などの実態把握とデジタルツールを使った調査、教育と福祉を連携させる他市システムの導入検討を求めた。
- 市の答え
- 積極的な実態把握は行わず、児童館での飲食解禁は進めるが、デジタル調査は個人情報等の課題を理由に慎重な姿勢を示した。
質問の評価
3.4良い質問5点満点(5つの基準の平均)
退職者数の増加率やアンケート結果の割合、箕面市の具体的取組(25%発見)など根拠を多く示し、オンライン開催や第三者インタビューなど代替案も具体的だった。一方、ADR費用補助やカウンセリング支援拡充など財源に触れずに新規事業を求める項目があり、答弁の多くも「検討する」「情報収集する」止まりで具体的な成果には至らなかった。
良かった点
- アンケート結果の設問ごとの割合や他自治体(箕面市)の具体的取組を根拠に質問を組み立てている
- 対面セミナーの心理的ハードルを指摘し、オンライン・カメラオフ参加など具体的な代替案を提示している
- 退職者調査について匿名フォームの限界を指摘し、第三者インタビューという具体的な改善案を示している
改善できる点
- ADR費用補助やカウンセリング支援制度の導入を求める際、財源や既存事業の見直しについて触れておらず、費用対効果の検討が不足している
- 文化施設の機能維持を求める主張において、整備・運営コストと市の財政状況との関係への言及がない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果2.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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