一般質問2025年9月24日令和7年 9月定例会議
施設・交通・観光など多角的に行財政効率化を問う
関根 雅吾郎 議員(民主みらい・無所属・地域政党さがみはら)
行財政・市役所改革まちづくり・交通経済・産業農林・中山間地域その他
まとめ
議員は、動物愛護センターや美術館など「他市にもある施設」への税金投入の是非、高齢者の移動手段としてのAIタクシー、パスポートセンターの統合による経費削減、犬好き移住促進、土砂災害警戒区域への移住紹介の是非、危険な通学路の整備、喫煙所の民間活用、もうからない観光振興などを質問。市は多くを「検討・研究する」と答え、道路整備など一部は進捗を説明した。
質問と答え
1. なくても困らない公共施設の見直し
行財政・市役所改革現状の説明のみ- 議員の質問
- 動物愛護センターや美術館など他市にもある施設に多額の予算をかける必要があるのか、緊急性の低い施設への投資を見直すべきではないかと問うた。
- 市の答え
- 市は、医療・福祉・子育て支援などの施設に加え、博物館など魅力ある施設整備で人や企業に選ばれるまちを目指すと説明した。
2. AIタクシーで高齢者の移動支援
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- バス停まで歩けない高齢者らのため、AIが予約を判断するオンデマンド型タクシー乗り放題の導入が可能か問うた。
- 市の答え
- 市は、相模台地区の実証運行や中山間地域での乗合タクシー実証の結果を踏まえ、運賃設定を含めた移動手段の確保策を検討すると答えた。
3. パスポートセンターの統合・簡素化
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- 年間7,000万円かかる運営費を減らすため、区役所や区民課窓口への設置、申請事務の委託などで経費削減できないか問うた。
- 市の答え
- 市は、現時点で区役所への増設予定はないが、デジタル化の進行を踏まえ設置場所やスペース確保、事務委託について今後研究・情報収集すると答えた。
4. 不動産サイトや犬を活用した移住促進
経済・産業検討・研究する- 議員の質問
- スーモなど大手不動産サイトでのPRや、犬好きを呼び込むドッグラン整備・イベント開催による移住促進を進めるべきと提案した。
- 市の答え
- 市は、不動産サイト活用は効果的だが費用対効果を見極める必要があるとし、犬関連イベントは麻布大学と連携し継続、ドッグランは麻溝公園で試行実施していると答えた。
5. 中山間地域への移住と立地適正化計画の整合性
農林・中山間地域現状の説明のみ- 議員の質問
- 居住を集約する立地適正化計画がある一方で、土砂災害警戒区域を含む中山間地域への移住を促進するのは矛盾していないか、安全性の説明責任はどうなるか問うた。
- 市の答え
- 市は、中山間地域対策と立地適正化計画はそれぞれ目的が異なり両立するとし、イエローゾーンの物件紹介時には危険性やリスクを説明しており法的責任は問われないと答えた。
6. 危険な通学路・歩道の整備
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- 歩道が狭く子供が車道を歩く危険な市道下九沢大島などについて、交差点改良や歩道整備の進捗、一方通行規制の解除を問うた。
- 市の答え
- 市は、上中ノ原交差点の拡幅工事を実施中で、歩道整備は予定延長の46%が完了したと説明し、規制解除は地域や学校の意見を聞きながら協議すると答えた。
7. 喫煙所の民間活用と環境改善
その他検討・研究する- 議員の質問
- たばこ税収約50億円を活用し、喫煙所を民間企業に貸し付けて広告料や清掃費を得ることや、狭い喫煙所の拡張を提案した。
- 市の答え
- 市は、広告掲載基準上たばこ広告は認められず占用物件の第三者貸付も原則認めていないとしつつ、喫煙所の狭さは課題と捉え、JTと協議して改善を検討すると答えた。
8. 稼げない観光に税金を使う妥当性
経済・産業現状の説明のみ- 議員の質問
- 相模原市は首都圏に近く宿泊需要が見込めないため、経済効果の薄い観光振興に税金を投じる意義を問い、市民優先の考え方を示した。
- 市の答え
- 市は、観光振興計画で地域に還元する「稼ぐ観光」を掲げ、宿泊・体験型観光の推進とシティプロモーション・持続可能な地域づくりを目的としていると説明した。
質問の評価
3.4良い質問5点満点(5つの基準の平均)
パスポートセンター経費7,000万円や移住者127名中63名が居住誘導区域外など具体的な数字を多く示し、AIオンデマンド交通や喫煙所の民間貸付など代替案も提示した。一方、同窓会補助は財源を示さず新規支出を求め、多くの答弁が「検討・研究」止まりで具体的な前進は限定的だった。
良かった点
- パスポートセンターの年間経費や移住者数、歩道整備の進捗率など具体的な数字を根拠に質問を展開した
- AIオンデマンド交通や喫煙所の民間貸付、パスポート申請事務の委託など、単なる批判でなく具体的な代替案を多数提示した
- 交通・住まい・安全・観光など市民生活に直結する幅広いテーマを取り上げた
改善できる点
- 若者向け同窓会支援(1人当たり1,000円程度の補助)を提案したが、財源の裏付けを示していない
- 多くの項目で市側の答弁が「検討・研究する」にとどまり、具体的な前進や約束を引き出せていない
- 施設や観光が『企業や人に選ばれるかどうか』を左右するという主張は、データや他都市比較に基づかない感覚的な論拠にとどまっている
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見4.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え3.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果2.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
要約と評価は AI が会議録をもとに作成したもので、誤りを含むことがあります。評価のしかた