一般質問2025年9月24日令和7年 9月定例会議
自閉症支援と学校デジタル化を問う
仁科 なつ美 議員(立憲民主党)
医療・福祉防災・安全子育て・教育
まとめ
仁科議員は、自身の弟が重度自閉症であることを踏まえ、感覚過敏に配慮した公共施設づくり、障害のある兄弟姉妹(きょうだい児)への支援、災害時の個別避難計画について質問しました。また学校でのAIドリル活用や、習熟度に応じたオンライン学習、不登校の子への支援についても聞きました。市は、相談窓口の周知強化や避難支援システムの令和8年稼働、不登校対策でのメタバース活用検討などを答えましたが、静音ゾーンの新設などは予定がないと答えました。
質問と答え
1. 感覚過敏への配慮
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- 区役所などの公共施設に、自閉症の人向けの静音ゾームや予約システムを整備してほしいと求めた。
- 市の答え
- 申出があればパーティションや会議室で対応している。静音ゾーンの新設予定はないが、予約システムは研究する。
2. きょうだい児への支援
医療・福祉前向きな答弁- 議員の質問
- 障害のある兄弟姉妹を持つ子(きょうだい児)の心理的負担への支援や、相談窓口の一元化を求めた。
- 市の答え
- 子育て支援センターでの相談対応や周知を強化する。学校でもカウンセラーが対応し相談先を周知している。
3. 災害時の個別避難計画
防災・安全前向きな答弁- 議員の質問
- 自閉症児者を含めた個別避難計画の進み具合と、福祉避難所での対応シミュレーションの必要性を問うた。
- 市の答え
- 障害のある人73人中36人の計画を作成済み。新システムを令和8年2月から稼働し、避難所訓練も進める。
4. AIドリルの活用
子育て・教育現状の説明のみ- 議員の質問
- 学校で使っているAIドリルの内容や活用状況、習熟度に応じた学習ができるかを聞いた。
- 市の答え
- 小学校44%、中学校20%が毎週利用。予習・復習や他学年の問題も解ける仕組みになっている。
5. 個別最適な学び
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 同じ習熟度の子どもが地域を超えてオンラインで一緒に学べる仕組みを導入してはどうかと提案した。
- 市の答え
- 現在は実施していないが、ICTを生かした個別最適な学びについて調査研究していく。
6. 不登校児童への支援
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 学校に行けない子どもがオンライン授業やメタバースで学び続けられる仕組みを求めた。
- 市の答え
- 端末は不登校の子にも貸与している。アバターで学べるメタバース空間の活用を検討していく。
質問の評価
3.2良い質問5点満点(5つの基準の平均)
海外や他都市の事例、具体的な人数データを多く示し説得力のある質問だったが、静音ゾーンや相談窓口一元化など新規事業を複数要望する一方で財源への言及がなく、答弁も多くが検討・研究止まりだった点を踏まえて評価した。
良かった点
- 避難行動要支援者10,322人、個別避難計画73人中障害者36人などの具体的な数字を質疑で引き出した
- ロンドン・ガトウィック空港のセンサリールームや板橋区のきょうだい児支援事業など、国内外の具体事例を示して説得力のある提案をした
- 自身の家族経験を踏まえ、これまで支援の空白になっていたきょうだい児支援という論点を新たに提起した
改善できる点
- 静音ゾーンの新設、相談窓口の一元化、予約システム導入など新規の費用を伴う要望が多いが、財源や既存事業の見直しについての言及がなかった
- 多くの項目で「検討・研究する」という答弁にとどまり、実施時期を伴う具体的な約束は避難支援システムなど一部に限られた
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見3.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
要約と評価は AI が会議録をもとに作成したもので、誤りを含むことがあります。評価のしかた