一般質問2025年12月19日令和7年 12月定例会議
相模大野のにぎわい・空き家・公園・美術館を問う
須田 毅 議員(自由民主党相模原市議団)
まちづくり・交通子育て・教育文化・スポーツ
まとめ
須田議員は、相模大野の新しい歩行者空間を活かしたにぎわいづくり、空き家対策(管理不全空家・支援法人制度・地域連携)、子どもの遊び場である若沼第一子どもの広場の公園化、美術館の実現の4テーマを質問。市は駐車場改修やトイレ改修など一部具体的な進展を示したが、公園の用地購入や美術館については「検討していく」との答弁にとどまった。
質問と答え
1. 相模大野のにぎわいづくり
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- 公共歩廊の開通やにぎわい広場の設置を機に、周辺施設をどう活用してにぎわいを作るのか問うた。
- 市の答え
- 中央公園や立体駐車場などの既存施設を活用し、人の流れを呼び込んでにぎわいを作っていくと答えた。
2. 管理不全空家への対応
まちづくり・交通現状の説明のみ- 議員の質問
- 管理不全空家の指導件数や効果、指導に従わない場合の次の対応(勧告)について問うた。
- 市の答え
- 59件を指導し15件が解消。指導に従わない場合は勧告を行い、固定資産税の優遇が外れて税額が約4倍になると説明した。
3. 空家等管理活用支援法人制度
まちづくり・交通前向きな答弁- 議員の質問
- 空き家対策を担う支援法人の指定基準やスケジュールを問うた。
- 市の答え
- 市との連携実績や相談窓口の有無などを基準に審査し、今年度中に法人を指定する予定と答えた。
4. 地域団体との空き家対策連携
まちづくり・交通現状の説明のみ- 議員の質問
- 自治会や民生委員など地域団体と連携した空き家の周知・啓発を求めた。
- 市の答え
- 地域情報紙への掲載や出前講座の周知などを通じて、自治会連合会と連携していると説明した。
5. 若沼第一子どもの広場の公園化
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 借地で運営されている子どもの広場について、地権者の意向で廃止されないよう市が用地を購入し街区公園として整備すべきと求めた。
- 市の答え
- 利用状況や地域の要望を踏まえ、街区公園を含めた広場の在り方を庁内横断的に検討すると答えた。
6. 美術館の実現に向けて
文化・スポーツ検討・研究する- 議員の質問
- 25年前からの提言・構想を踏まえ、美術館整備を再度検討し実現に向けて取り組むべきと求めた。
- 市の答え
- 文化芸術振興プラン策定に向けた市民アンケートや文化振興審議会の意見を踏まえながら、美術館の在り方を検討していくと答えた。
質問の評価
3.0ふつう5点満点(5つの基準の平均)
管理不全空家の件数や固定資産税の変化など数字に基づく質疑が多く具体性は高い。一方で、街区公園の用地購入や美術館整備といった支出を伴う要望では財源の示唆がなく、答弁も「検討する」止まりの項目が目立つため、建設的な対案提示と財政面の評価は低めとした。
良かった点
- 管理不全空家の件数(59件)や勧告後の固定資産税の上昇(約4倍)など、具体的な数字を基に質疑を重ねている
- 大分市の市街地火災の事例を挙げ、空き家対策の必要性を社会的な出来事と結び付けて説明している
- 相模大野のにぎわいづくりでは、公共歩廊や立体駐車場など既存施設の活用状況を具体的に確認し、壁面修繕など実務的な改善も引き出している
改善できる点
- 街区公園(若沼第一子どもの広場)の用地購入を求めているが、財源や既存プランとの整合性について言及がない
- 美術館整備についても、長年検討が止まっていた経緯を踏まえた財源確保や費用対効果の考え方が示されていない
- 多くの項目で現状や制度の仕組みを確認するにとどまり、具体的な代替案や次の一手を提示する場面が少ない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見2.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果3.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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