一般質問2025年12月19日令和7年 12月定例会議
防災・福祉・空き家など幅広く問う
加藤 明徳 議員(公明党相模原市議団)
まちづくり・交通医療・福祉子育て・教育
まとめ
加藤議員は、災害に強い道路づくりのための無電柱化、視覚障害のある人への支援、増え続ける空き家対策、歩道の安全性やバス乗り場の使いやすさ、夜間中学の運営について質問した。市は、無電柱化は整備が遅れていることを認めつつコスト削減の工法を検討すると答え、視覚障害者向けのエスコートゾーンを新たに2か所増やすと約束し、夜間中学の教員手当を来年度から増やす検討を進めていると答えた。
質問と答え
1. 無電柱化の加速化
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 災害に備えるため緊急輸送道路などの無電柱化を進めるべきだが、整備率が低いままなのはなぜか、今後どう加速させるのかを問うた。
- 市の答え
- 市が指定する緊急輸送道路の整備率は第1次で約2%、第2次は実績ゼロと説明。既存の水道・下水管との調整に時間がかかることが要因とし、浅い位置に管を通す工法などでコストや工期を縮める考えを示した。
2. 視覚障害者支援
医療・福祉検討・研究する- 議員の質問
- まぶしさなどで生活に困る『眼球使用困難症候群』の人への支援や、安全に横断歩道を渡れるエスコートゾーン、スマホで道案内が聞ける点字ブロックの導入を求めた。
- 市の答え
- 症状のある人がいることは把握しているが支援はまだ研究段階。エスコートゾーンは今年度中に警察署前など2か所を新設し計4か所にする。点字ブロックは他市の事例を参考に検討すると答えた。
3. 空き家対策
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 空き家や高齢者のみの世帯が増えている現状を示し、国が始める高齢者住宅を子育て世帯向けに改修するモデル事業に市も取り組むべきだと提案した。
- 市の答え
- これまでの相談対応やシミュレーター活用で危険な空き家6件と管理不全の空き家15件を解消したと説明。国のモデル事業は詳細が不明なため、今後の動向を見て判断するとした。
4. 安心で快適なまちづくり
まちづくり・交通検討・研究する- 議員の質問
- 歩道の劣化で転倒事故が多発しているサウザンロード相模台の計画的な改修と、相模大野駅北口バスターミナルの階段への屋根の設置を求めた。
- 市の答え
- 歩道は劣化状況を確認しながら順次改修すると回答。バスターミナルの屋根設置は現在進めているデッキ修繕工事の様子を見ながら検討を進める必要があるとした。
5. 中学校夜間学級
子育て・教育前向きな答弁- 議員の質問
- 夜間中学の来年度の入学者数の見通しや、福祉専門職との連携の効果、県に合わせた教員の手当充実の検討状況を尋ねた。
- 市の答え
- 来年度は12人が入学予定で、スクールソーシャルワーカーの訪問により教員の負担が減っていると説明。来年4月から教員の特殊手当や管理職手当を増額する検討を進めていると答えた。
質問の評価
3.2良い質問5点満点(5つの基準の平均)
整備率や世帯数、乗降客数など具体的な数字を多く示しており根拠は明確。ただ多くの項目が現状確認や要望止まりで代替案の提示は少なく、無電柱化加速やエスコートゾーン拡大、教員手当増額などの財源についてほとんど触れていない。一方でエスコートゾーン増設や教員手当検討など具体的な前進を引き出した点は評価できる。
良かった点
- 整備率・世帯数・乗降客数など具体的な数字を根拠に質問している
- エスコートゾーンの具体的な増設場所や教員手当増額の検討時期など、複数の項目で前向きな答弁を引き出した
- 実際に現地を歩いて確認するなど現場の実態を踏まえた質問をしている
改善できる点
- 無電柱化の加速化やエスコートゾーンの拡大、夜間学級教員の手当増額など支出を伴う要望が多いが、財源やコスト縮減策への言及がほとんどない
- 多くの項目が『見解を伺う』『検討されるよう求める』という要望止まりで、具体的な代替案や実施方法の提示が少ない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見2.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え2.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果4.0 / 5
「検討する」「実施する」など前向きな答弁や具体的な約束を引き出したか
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