一般質問2025年12月17日令和7年 12月定例会議
小1の壁・学校プール・技能職員の働き方を問う
松浦 千鶴子 議員(民主みらい・無所属・地域政党さがみはら)
子育て・教育行財政・市役所改革
まとめ
保護者が先に仕事へ出て子供だけで過ごす「朝の小1の壁」、老朽化する学校プールでの水泳授業の安全性、高齢化が進む学校技能員の働き方について質問した。市は居場所づくりのモデル事業実施や学校外プールへの移行、技能員の人材育成策などを説明したが、多くは今後の検討課題として残された。
質問と答え
1. 朝の小1の壁対策
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 保護者が先に出勤し子供だけで過ごす家庭がある実態を踏まえ、来年度予定の朝の居場所づくりモデル事業の検討経緯や、移動手段・見守り体制・子供の心理面への配慮について問いただした。
- 市の答え
- 児童クラブ利用者アンケートで子供だけで過ごす家庭が一定数あることを把握し、集団登校のない3校でモデル事業を検討中。保護者同伴での来所や見守り体制を整える方針。
2. 学校水泳授業の在り方
子育て・教育検討・研究する- 議員の質問
- 学校プールの老朽化や民間プールの受入れ中止・閉業を踏まえ、施設確保や安全管理体制、中学校での移行方針、全校アンケートによる実態調査の必要性を問いただした。
- 市の答え
- 民間施設の安全管理を確認し代替施設を確保。中学校は教科担任制のため移行が難しく今後検討。来年度、方針見直しに合わせて全小中学校へのアンケートを実施予定。
3. 技能職員の定数と働き方
行財政・市役所改革検討・研究する- 議員の質問
- 学校技能員など技能職員の高齢化が進む中、定年引上げに伴う体力・給与面の変化を踏まえた定数管理や人員配置、人材育成の在り方を問いただした。
- 市の答え
- 学校技能員の定数35名は維持し欠員時に新規採用する方針。高齢期職員への健康管理支援や業務量に配慮した配置、新規採用者への実務研修などを進めるとした。
質問の評価
3.2良い質問5点満点(5つの基準の平均)
アンケート数値や年齢構成など具体的根拠を示し、多角的に再質問を重ねた点は評価できる。中学校プール改築費の将来負担に触れるなど費用意識も一部見られるが、技能職員の定数増員要望は財源を示していない。答弁の大半が「検討する」段階に留まり、具体的な予算化や制度変更の約束は少なかった。
良かった点
- 朝の居場所づくりやファミリー・サポート・センターの利用実績など、具体的な数字を根拠に実態を掘り下げて質問した
- 中学校プールの改築費が倍以上になる可能性を指摘し、将来的な財政負担を踏まえた慎重な判断を求めるなど費用対効果の視点を示した
- 学校技能員の年齢構成(17%→45%)や技能補助員の平均年齢(72歳)を示し、高齢化による業務負担の懸念を具体的に提起した
改善できる点
- 学校技能員の定数を増やすよう要望しているが、財源やどの事業を見直すかには触れておらず、費用面の検討が不足している
- 多くの項目で「検討する」「状況を踏まえて判断する」という答弁に終始し、具体的な前進や約束を引き出せていない
- 朝の居場所づくり事業については課題を多数指摘したが、代替となる具体的な制度設計の提案までは至っていない
- 具体性・根拠4.0 / 5
数字や現場の声、他都市の事例など、根拠を示して質問しているか
- 建設的な意見3.0 / 5
批判や指摘だけで終わらず、代わりの案や次につながる具体的な提案を示しているか
- 費用対効果の考え3.0 / 5
費用や財源を考えているか。コストを抑えたサービス向上や税収を増やす方法を示していれば高く、財源を示さずに無償化や予算の増額だけを求める場合は低く評価します
- 成果2.0 / 5
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